-
1/10
国内ではこれまで「ヴィッツ」の名で扱われてきたトヨタのコンパクトカー「ヤリス」。新型は2020年2月に発売される。
-
2/10新型「ヤリス」にオプション設定される「ターンチルトシート」。その名の通り、ワンアクションで外側にターンしつつチルトする(傾く)のが特徴となっている。
-
3/10操作は、シートを所定の位置にスライドさせてから座面の側面前方にあるレバーを引くだけ。従来の福祉車両に用意されていた「回転シート」はターンとチルトが別操作になっており、チルトのレバーが(着座者が操作しにくい)肩位置にある点がデメリットとされていた。
-
4/10ターン&チルトした座面。車体のBピラーに干渉しないよう外側を部分的にえぐったことで、ストレスのない操作ができる。
-
5/10新開発の「ターンチルトシート」(写真左)と従来型「回転シート」(同右)の違いを示す、説明用ボード。回転軸がひとつしかない回転シートに対して、ターンチルトシートは4つのリンクを採用。回転しつつドア開口部から外にせり出すというアクションが可能になった。
-
トヨタ ヤリス の中古車webCG中古車検索
-
6/10今回話を聞いた、トヨタ自動車 CV Company CV製品企画 ZU 主査の中川 茂さん。1986年の入社後、社内の公募制度で福祉車両に関する業務を志望。これまで15年ほどウェルキャブをはじめとする車両の開発に取り組んできた。「ターンチルトシート」については、まず国内で実績を積み、日本に次いで高齢化が進む欧州でも展開できるよう社内で提言していきたいという。
-
7/10「ターンチルトシート」と「車いす収納装置」を装備した新型「ヤリス」のプロトタイプ。
-
8/10「車いす収納装置」の操作風景。車内に収納するには、折り畳んだ車いすのフロントを写真のように持ち上げてフックに掛け、電動スイッチを入れるだけ。
-
9/10装置のサポートにより、車いすはまず写真の位置まで引き上げられる。この後、さらにスイッチ操作で奥へとスライドさせて、収納完了となる。
-
10/10車いすを所定の位置におさめた状態。力のある男性からすれば「わざわざ装置を使わずに、ひょいと持ち上げれば済むこと」と思われそうだが、老々介護の現場では、この電動サポートこそが頼みの綱になってくる。

関 顕也
webCG編集。1973年生まれ。2005年の東京モーターショー開催のときにwebCG編集部入り。車歴は「ホンダ・ビート」「ランチア・デルタHFインテグラーレ」「トライアンフ・ボンネビル」などで、子どもができてからは理想のファミリーカーを求めて迷走中。
トヨタ ヤリス の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
ホンダが電動バイク用の新エンブレムを発表! 新たなブランド戦略が示す“世界5割”の野望 2025.11.14 ホンダが次世代の電動バイクやフラッグシップモデルに用いる、新しいエンブレムを発表! マークの“使い分け”にみる彼らのブランド戦略とは? モーターサイクルショー「EICMA」での発表を通し、さらなる成長へ向けたホンダ二輪事業の変革を探る。
-
キーワードは“愛”! 新型「マツダCX-5」はどのようなクルマに仕上がっているのか? 2025.11.14 「ジャパンモビリティショー2025」でも大いに注目を集めていた3代目「マツダCX-5」。メーカーの世界戦略を担うミドルサイズSUVの新型は、どのようなクルマに仕上がっているのか? 開発責任者がこだわりを語った。
-
新型「シトロエンC3」が上陸 革新と独創をまとう「シトロエンらしさ」はこうして進化する 2025.11.13 コンセプトカー「Oli(オリ)」の流れをくむ、新たなデザイン言語を採用したシトロエンの新型「C3」が上陸。その個性とシトロエンらしさはいかにして生まれるのか。カラー&マテリアルを担当した日本人デザイナーに話を聞いた。
-
“Baby G”の開発状況は? 来日したメルセデスAMGの開発トップにインタビュー 2025.11.12 ジャパンモビリティショー2025の開催に合わせて、メルセデスAMGのCEOであるミヒャエル・シーベ氏が来日。自動車メディアとのグループインタビューに応じた。「コンセプトAMG GT XX」に込めた思いや電動化時代のAMGの在り方などを聞いてみた。
-
軽規格でFR!? 次の「ダイハツ・コペン」について今わかっていること 2025.11.10 ダイハツがジャパンモビリティショー2025で、次期「コペン」の方向性を示すコンセプトカー「K-OPEN」を公開した。そのデザインや仕様は定まったのか? 開発者の談話を交えつつ、新しいコペンの姿を浮き彫りにしてみよう。
新着記事
-
NEW
アルファ・ロメオ・ジュニア(前編)
2025.11.16思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が「アルファ・ロメオ・ジュニア」に試乗。カテゴリーとしてはコンパクトSUVながら、アルファらしい個性あふれるスタイリングが目を引く新世代モデルだ。山野のジャッジやいかに!? -
ホンダ・ヴェゼルe:HEV RS(4WD)【試乗記】
2025.11.15試乗記ホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」にスポーティーな新グレード「RS」が追加設定された。ベースとなった4WDのハイブリッドモデル「e:HEV Z」との比較試乗を行い、デザインとダイナミクスを強化したとうたわれるその仕上がりを確かめた。 -
谷口信輝の新車試乗――ポルシェ・マカン4編
2025.11.14webCG Moviesポルシェの売れ筋SUV「マカン」が、世代交代を機にフル電動モデルへと生まれ変わった。ポルシェをよく知り、EVに関心の高いレーシングドライバー谷口信輝は、その走りをどう評価する? -
ホンダが電動バイク用の新エンブレムを発表! 新たなブランド戦略が示す“世界5割”の野望
2025.11.14デイリーコラムホンダが次世代の電動バイクやフラッグシップモデルに用いる、新しいエンブレムを発表! マークの“使い分け”にみる彼らのブランド戦略とは? モーターサイクルショー「EICMA」での発表を通し、さらなる成長へ向けたホンダ二輪事業の変革を探る。 -
キーワードは“愛”! 新型「マツダCX-5」はどのようなクルマに仕上がっているのか?
2025.11.14デイリーコラム「ジャパンモビリティショー2025」でも大いに注目を集めていた3代目「マツダCX-5」。メーカーの世界戦略を担うミドルサイズSUVの新型は、どのようなクルマに仕上がっているのか? 開発責任者がこだわりを語った。 -
あの多田哲哉の自動車放談――フォルクスワーゲン・ゴルフTDIアクティブ アドバンス編
2025.11.13webCG Movies自動車界において、しばしば“クルマづくりのお手本”といわれてきた「フォルクスワーゲン・ゴルフ」。その最新型の仕上がりを、元トヨタの多田哲哉さんはどう評価する? エンジニアとしての感想をお伝えします。






























