「ジャガー・ランドローバー柏」内覧会の会場から
2020.11.09 画像・写真千葉県柏市に位置する「ジャガー・ランドローバー柏」がリニューアル。最大の目玉は、悪路走破性能を体験できる「エクスペリエンスセンター」の新設だ。国内ではこれが初、世界的にも珍しい“ショールーム併設のオフロードコース”で、ランドローバー車の実力を体感した。
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1/38常磐自動車道柏ICを出て千葉・柏方面へ10km、国道16号線沿いに位置する「ジャガー・ランドローバー柏」。今回のリニューアルで、国内最大規模のジャガー・ランドローバーのディーラーとなった。
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2/38世界共通のCI(コーポレートアイデンティティー)に沿ったデザインのショールームでは、ジャガー・ランドローバーの最新モデルに加え、車両のアクセサリーや、アパレルなどのグッズ類も展示されている。
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3/38新設された施設のひとつが、こちらの巨大な認定中古車展示場。これにより、「ジャガー・ランドローバー柏」では、最大で120台(!)もの認定中古車の展示が可能となった。
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4/38新設された、もうひとつの目玉施設「ジャガー・ランドローバー柏 エクスペリエンスセンター」のパノラマ。1枚の写真では収まり切れないので、2枚に分けてご紹介。
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5/38コースはサスペンションの動きを体感できるモーグルや、バンク走行、登坂、ダウンヒルを試せる山、そして本格的な人工池から構成される。
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6/38さっそくエクスペリエンスセンターでランドローバーの走りを体験。供されるのはこちらの「ディフェンダー」だ。
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7/38まずは高さ50cmのコブが交互に連なるモーグルに挑戦。エアサスペンションで調整できる車高は最高の+145mm、走行モードは「岩場」、副変速機はもちろんローレンジだ。
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8/38助手席のスタッフいわく、「岩場」モードは同じオフロードモードの中でも、「泥/わだち」などよりサスペンションが硬めとなるという。「あまりサスペンションを動かしすぎると、ボディーが地面にヒットしてしまう可能性があるので」とのこと。なるほど。
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9/38四輪独立懸架でありながら、モーグルでも路面を捉え続ける大きなホイールトラベルはさすが。最新のランドローバー車のスゴいところは、電子制御だけではないのである。
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10/38続いて、山の斜面に沿ってバンク走行を体験。25°の斜度は、乗っている人間からするとかなりの違和感(人によっては恐怖感かも)。運転のコツは、山側にハンドルを切らないこと。そうするとクルマがひっくり返ってしまうのだとか。
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11/38バンクエリアを無事に走破。前輪と後輪の向きの違い、タイヤとホイールアーチのスキマの違いに、「ランドローバー・ディフェンダー」の足さばきを感じていただきたい。
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12/38続いて急斜面の登坂に挑戦。高さ4m、斜度30°の山に「ディフェンダー」で挑む。
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13/38……まぁ「挑む」といっても、ドライバーはアクセルを踏むだけ。オールテレインタイヤの高いトラクション性能も手伝って、「ディフェンダー」はアッサリ登り切る。
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14/38同乗する説明員氏に撮影していただいた、フロントウィンドウからのながめ。山の頂上付近では、前に見えるのは青い空と青いのぼり旗だけ。こうしたシチュエーションでは、3Dサラウンドカメラの「ClearSightグラウンドビュー」機能が役に立つ(詳しくは後述)。
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15/38小山を見事に踏破する「ディフェンダー」の雄姿。
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16/38山は上ったら下りなければならないが、登坂時と一緒で、山の縁では自車前方の路面が運転席からまったく見えなくなる。
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17/38そこで役に立つのが、3Dサラウンドカメラの「ClearSightグラウンドビュー」機能。ボンネットで隠れてしまう、自車の前下方の映像をモニターに表示する機能だ。普通は「自車前方付近の障害物や、路面状態を確かめるため」と説明されるこの機能だが、こうした山の登り降りでも重宝する。
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18/38後はヒルディセントコントロールに任せて山を下るだけ。システムを作動させておけば、ドライバーがブレーキから足を離すだけでクルマは一定速走行モードに入る。
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19/38ヒルディセントコントロールの車速は任意で調整が可能。ランドローバーなら、オフロードでも至れり尽くせりである。
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20/38最後は人工池でランドローバー車の渡河性能を体験。車両は代わって「ランドローバー・ディスカバリー」だ。
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21/38人工池の深さは90cmで、このときは満杯に近い85cmまで水を張っていたとのこと。試乗に供された「ディスカバリー」の最大渡河深度は90cmなので、マージンは5cmしかない。「ジャガー・ランドローバー柏」さん、かなり攻めますな。
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22/38なお、走行モードその他の調整はこんな感じ。“車高はMAX”“ローレンジ選択”などはモーグルや山登りと同じだが、「テレインレスポンス」のドライブモードは「泥/わだち」を選んでいた。
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23/38緊張の面持ちで入水するwebCGほった。いろんなクルマでオフロード試乗会に参加したことはあるが、実は渡河は初体験。ほった「何かコツはありますか?」 説明員「出口にハンドルを向けていれば、後はクルマ任せで大丈夫ですよ」
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24/38ざぶーん。
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25/38池の中を悠然と進む「ディスカバリー」。トルクフルなディーゼルエンジンとローレンジの組み合わせで、強力な水の抵抗もなんのその。
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26/38見ようによってはサバンナで沐浴(もくよく)するサイかカバのようでもあり、なにやら気持ちよさそうですらある。
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27/38人工池を渡り切る「ディスカバリー」。完全に水につかったトランクの縁に、あらためて水の深さを思い知る。
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28/38渡河後の「ディスカバリー」から盛大にしたたる水。説明員氏いわく、豪雨が多い日本では、ブランドへの憧れやレジャーユースなどに加えて、「安心のためにランドローバーを買われる方も多い」のだとか。
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29/38「ディフェンダー」のオールテレインタイヤにまとわりつく泥。ランドローバーのクルマなら、こういう姿も絵になる。
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30/38オフロード体験を終え、周囲の施設を取材。こちらはオフロードコースを見渡せるテラス。屋根の上は展望台になっている。「ジャガー・ランドローバー柏」では、ゆくゆくはオーナー向けのキャンプやバーベキューなどのイベントも催したいとのことだった。
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31/38こちらはハーブ菜園とドッグラン。ランドローバーのオーナーの中には、犬を飼っている人も多いのだとか。
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32/38施設の片隅に建てられたこちらの小屋。一見すると物置かなにかのようだが……。
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33/38実は「ジャガー・ランドローバー柏」のマスコットである、ランド君の飼育小屋だ。彼は岡山からはるばるやってきた1歳の雄のロバ。マスコット任命の理由とその名の由来は、「ランドローバーだから、ロバのランド」。ランド、ロバ……ランドローバー……。
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34/38ちなみに、ランド君は普段はオフロードコースで放し飼いにされているそう。人工池の縁には、元はフェンスの手前と同じく草が植えられていたそうだが、ランド君が食べて枯らしてしまったそうな。ロバなんだし、それは食べますよねえ……。
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35/38「ジャガー・ランドローバー柏」を運営するミッドランズの荒井 賢社長。いわく、ショールームの建設時に出た砂土を施設内に積んでいたところ、工事の方から「こんな山を走れるクルマはないだろうなあ」と言われたという。そこで「ランドローバーなら登れるし、登れることを色んな人に知ってほしい」と感じ、エクスペリエンスセンターの開設を思い立ったのだとか。
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36/38内覧会にはジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン社長も参加。祝辞を述べた。
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37/38ジャガー・ランドローバーの最新モデルとともに記念撮影。
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38/38プレゼントとして報道陣に配られたクッキーには、ジャガーとランドローバーのロゴに加え、ランド君の顔がデザインされていた。