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2/172013年に発表された初代から数えて3代目となる、新型「MT-09」。従来モデルより「Torque & Agile」というコンセプトを踏襲しつつ、さらなる動力性能の向上を図っている。
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3/17新型の特徴であるコンパクトなフロントまわり。中央のLEDプロジェクターヘッドランプは、単灯ながらロービームとハイビームの両方の機能が備わっている。
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4/17トルクフルなエンジンと俊敏なハンドリングが織りなす、高い機動性が自慢のヤマハの「MT」シリーズ。現在では「MT-25」から「MT-10」まで、全5モデルがラインナップされる。
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5/17各部におけるグラム単位の軽量化により、従来型より約4kgも重量が軽減された新型「MT-09」。それでいて、直進安定性やタイヤの接地性が向上している。
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6/17最高出力120PS、最大トルク93N・mを発生する、排気量888ccの並列3気筒エンジン。組み合わされるトランスミッションも、1、2速をハイギアード化するなど、改良がなされている。
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7/17走行モード切り替え機構「D-MODE」には、アグレッシブな「1」から、エンジンの出力を抑えて穏やかな走りを実現する「4」まで、4種類の制御を用意。切り替えボタンは、左ハンドルバー基部のスイッチボックスに備わる。
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8/17車体に関しては、エンジンの搭載角を47.5°から52.3°へと立て気味に変えることでディメンションをコンパクト化。フロントの接地性を高めるため、ステアリングヘッドは30mm低められた。
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9/17車両骨格には制御充てん(CF)ダイカスト技術で成形されたアルミフレームを採用。剛性の向上とともに、リアフレームやリアアームと合わせ、約2.3kgの軽量化も実現している。
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10/17新工法のホイールの採用も新型「MT-09」のトピック。強度や靭性(じんせい)を保ちつつ前後で700gの軽量化を実現しており、リアについては慣性モーメントを11%低減している。
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11/17今回の試乗車は上級モデルの「SP」。インナーチューブに摺動性を高めるDLCコーティングを施したKYB製フロントフォークや、オーリンズ製のフルアジャスタブルリアサスペンションを装備している。
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12/17アルミパネルを溶接した、軽量・高剛性なボックス構造のリアアーム。フレームとの締結の仕方を変えることで、リアの足まわりの剛性も強化している。
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13/17燃料タンクの容量は14リッター。「SP」のものは、ブラックとシルバーの塗り分けの上に、ブルーのストライプが施される。
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14/17シート高は825mm。グレードによって仕様が異なり、「SP」ではスエード調の表皮やグレーのダブルステッチが採用されている。
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15/17低速ではトルク感を、高速では加速感を感じられるようサウンドもチューニング。新型「MT-09」は、幅広いライダーに走りを楽しんでもらえるよう、つくり込まれたマシンとなっていた。
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16/17ヤマハMT-09 SP ABS
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河野 正士
フリーランスライター。二輪専門誌の編集部において編集スタッフとして従事した後、フリーランスに。ファッション誌や情報誌などで編集者およびライターとして記事製作を行いながら、さまざまな二輪専門誌にも記事製作および契約編集スタッフとして携わる。海外モーターサイクルショーやカスタムバイク取材にも出掛け、世界の二輪市場もウオッチしている。
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