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2/33「シエンタ」は2003年に登場したトヨタのコンパクトミニバン。3代目にあたる新型は、先代より全長が25mm長く、全高が20mm高くなったが、全幅は1695mmをキープ。“5ナンバー枠”のボディーサイズを保っている。
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3/33上級グレード「ハイブリッドZ」のインストゥルメントパネルまわり。ダッシュボード上面にもグローブボックスを設けるなど収納は豊富で、また今どきのクルマらしく、各所にUSBポートが設置されている。
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4/33メーターパネルはグレードによって異なり、「Z」系のグレードはオプティトロンメーターと7.0インチインフォメーションディスプレイの組み合わせ、他のグレードは2眼の機械式メーターと4.2インチインフォメーションディスプレイの組み合わせとなる。
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5/33豊富なカラーバリエーションも「シエンタ」の特徴。ビビッドなカラーが目を引いた先代に対し、新型は目に優しいアースカラーを多数取りそろえている。
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6/33シート表皮はファブリックのみ。「Z」系のグレードには標準で、「G」系のグレードにはオプションではっ水・はつ油加工が採用されるほか、Z系では運転席アームレストが標準装備される。
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7/337人乗り仕様の2列目シートは5:5の2分割式(5人乗り仕様は6:4)。主に前後・上下方向の広さが増しており、快適性が向上している。
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8/333列目シートは2人乗り。大人が長時間乗るにはいささか厳しい空間だが、左右のサイドデッキに収納を設けるなど、アメニティーにも気が使われている。
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9/33新型「シエンタ」のWLTCモード燃費は、試乗車の「ハイブリッドZ 7人乗り」(FF)で28.2km/リッター。先代の22.8km/リッターより、劇的に向上している。
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10/33各操作系はタッチパネル式ではなく、いずれも慣れ親しんだボタン式。シフトセレクターや走行モードの切り替えなど、運転に関するコントローラーはセンターコンソールにまとめて配置されている。
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11/33Bセグメントのモデルとしては、予防安全・運転支援システムは非常に充実。駐車支援機能の「アドバンストパーク」は、床下透過表示機能付きのパノラミックビューモニター(写真)などとのセットオプションとなっている。
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12/332台目に試乗した「Z 5人乗り」。純ガソリン車はハイブリッド車に対し、仕様に応じて60~70kg軽量となる。
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13/33タイヤサイズは全車共通で185/65R15。ホイールはスチールホイール+フルホイールキャップの仕様が標準で(カラーリングはグレードによって異なる)、オプションで切削光輝加工のアルミホイールも用意されている。
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14/333列目シートの格納は、折りたたんだうえで2列目の下にしまうダイブイン式。やや手数は多いが、ご覧のとおりすっきりとした荷室空間を得ることができる。
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15/335人乗り仕様の2列目シートは6:4の分割可倒式。荷室床面がテールゲート開口部の下端より一段上がっているのは、フロアをフラットにするためで、FF車ではL字型のフロアボードを外すと、深底の床下収納が現れる。
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16/33従来モデル同様、福祉車両も多数ラインナップ。車いす仕様車にはロングスロープ付きの「タイプI/II」に加え、新たにショートスロープ付きの「タイプIII」を設定。運転補助装置を取り付けられる「フレンドマチック取り付け用専用車」も用意される。
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17/33服などを引っかけられるバックドアラックや、荷室を2段に分けて使えるラゲッジボード(写真)など、純正アクセサリーにはユーティリティー関連の装備も多数用意。これらの用品も、クルマと同時進行で開発が進められたという。
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18/33コンパクトな多機能モデルとして、高い実力を持つ新型「シエンタ」。ファミリーカーやレジャーカーとして、幅広い層に訴求できるクルマとなっていた。
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19/33トヨタ・シエンタ ハイブリッドZ 7人乗り
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25/33トヨタ・シエンタZ 5人乗り
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29/33トヨタ・シエンタ ハイブリッドZ E-Four 7人乗り
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鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
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