右往左往か臨機応変か
出力に応じて「35」や「40」という数字をつけるんじゃなかったっけ、それと奇数モデルは内燃エンジンで偶数は電気自動車(BEV)にするんじゃなかったっけ、そもそも内燃エンジンの新型車はもうつくらないと言ってたような……と、突っ込みたくなる気持ちはもちろん分かります。だが見込みが外れたのはアウディだけではなく、それどころか大赤字に陥っているメーカーもあることはご存じのとおりである。
心機一転、攻撃を立て直すために2026年5月に日本市場に投入されたのがコンパクトSUVの新型Q3である。Q3は2011年の初代以来、累計200万台以上が販売されたアウディの主力モデルで新型は3世代目にあたる。従来型は1.5リッターガソリンターボからディーゼルターボ、さらには直5ターボを積む高性能版「RS Q3」までラインナップされていたが、新しいQ3の日本仕様は1.5リッターと2リッターの4気筒ガソリンターボのみ(本国では2リッターディーゼルやプラグインハイブリッドの設定もあり)。FWDは1.5リッターにマイルドハイブリッドを組み合わせ、4WDの「クワトロ」は純内燃機関の2リッター4気筒となり、どちらも変速機は7段Sトロニック、それぞれQ3とクーペSUVのQ3スポーツバックに用意されるので全4機種でのスタートとなる。
トリムグレードはすべて「アドバンスト」で「Sライン」はパッケージオプションとして用意されている。価格はFWDの「Q3 TFSI 110kWアドバンスト」の550万円から、試乗車の「Q3スポーツバックTFSIクワトロ150kWアドバンスト」の628万円まで。後述の新装備などを考えると550万円スタートはアウディにしては意外にリーズナブルという印象だが、よりコンパクトな「A1」と「Q2」の生産はすでに終了。代わりにBEVの「A2 e-tron」が発売されるといわれているが、それまではQ3と「A3」がアウディのベーシックモデルとなる。敷居はできるだけ低くということなのだろう。
アウディの新型「Q3」「Q3スポーツバック」の国内導入は2026年5月。今回の試乗車は後者の上位グレード「TFSIクワトロ150kWアドバンスト」。
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「Q3」は2011年に初代がデビューし、新型は3代目。ボディーの全長は2代目から40mm延びている。
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垂直にレイアウトされたシングルフレームグリルと天地に薄いヘッドランプの効果でフロントまわりは実際よりもだいぶ厚みがあるように見える。
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ヘッドランプとテールランプはインフォテインメントシステム経由でグラフィックを変更できる。リアのアウディエンブレムはライト連動で赤く点灯するようになった。
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