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1/291966年にマツダのフラッグシップとして登場した「ルーチェ1500デラックス」。全長×全幅×全高=4370×1630×1410mmという当時としてはワイド&ローのプロポーションを持っていた。
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2/29「マツダ・ルーチェ バン デラックス」。本来ならクオーターウィンドウに保護用のクロームパイプが付くはず。
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3/29「ルーチェ バン デラックス」の美しいサイドビュー。
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4/29「ルーチェ バン デラックス」の前席。ベンチシート+コラムシフトで3人掛け(定員6人)だった。
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5/29「ルーチェ バン ビジネスデラックス」(「デラックス」と「スタンダード」の中間グレード)。後方からの眺めも美しい。
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6/291963年「トヨペット・マスターライン ピックアップ(シングルシート)」。2代目「クラウン」のシングルピックアップで、早い話が“クラウンのトラック”である。1.9リッター直4 OHVエンジンを搭載。
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7/291967年「トヨペット・クラウン ピックアップ(シングルシート)」。3代目クラウンのシングルピックアップ。2リッター直4 OHVまたは2リッター直6 SOHCエンジンを積む。
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8/291968年「トヨペット・コロナ マークIIダブルピック」。1.5リッター直4 OHVエンジンを搭載。トヨタ最後の乗用車ベースのダブルピックアップとなった。
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9/291971年「トヨタ・クラウン バン」。スピンドルシェイプと称するエアロルックにカラードバンパーを採用した4代目クラウンのバン。手前の「デラックス」は2リッター直6 SOHCを、後方の「スタンダード」は2リッター直4 OHVエンジンを積む。
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10/291967年「トヨタ・カローラ バン」。「プラス100ccの余裕」をキャッチフレーズに掲げ、1.1リッター直4 OHVエンジンを積んで登場した初代カローラのバン。
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11/291960年「プリンス・スカイウェイ ライトバン」。テールフィンの生えた1950年代の米車を忠実に縮小したようなスタイリングを持つ。2ドア+テールゲートで、後に初代「スズキ・ワゴンR」のような左側のみ前後ドアを持つ変則3ドアを経て4ドアが追加された。
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12/291962年「プリンス・スカイウェイ1900ピックアップ」。顔つきを2代目「グロリア」風にアップデートした最終型初代スカイウェイのダブルピックアップ。
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13/291972年「日産スカイライン1800バン デラックス」。通称“ケンメリ”のバン。“バニング”と呼ばれたアメリカ西海岸風などのカスタムベースとしても人気があった。
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14/291981年「日産スカイライン エステート200Dデラックス」。ルーフまで回り込んだクオーターウィンドウがデザイン上のポイント。
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15/291970年「日産チェリー バン デラックス」。ファッションリーダーを自称し、バンながらサイドストライプやレザートップなどもオプション設定されていた。
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16/29初代「日産セドリック バン」。1961年に登場した初期型は縦4灯ヘッドライトを備えていたが、1962年に横4灯に変更された。ツートンカラーは標準だった。
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17/29初代「セドリック バン」の下方開き式テールゲート。パワー式のリアウィンドウをテールゲートにおさめてから開閉操作を行う。2代目セドリックや2代目「クラウン」のワゴン/バンもこの形式を採用した。
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18/291965年にフルモデルチェンジした2代目「日産セドリック バン」。ピニンファリーナが手がけたボディーに2リッターの直4 OHVまたは直6 OHVエンジンを搭載。
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19/291963年「プリンス・グロリア6ワゴン」。エンジンは2リッター直6 SOHCで、商用車にもかかわらずセダンの下位グレードに設定されていた1.9リッター直4 OHVはなぜか用意されなかった。
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20/29凝ったつくりのフロントグリルなどが高級感を漂わせる1967年「日産グロリア バン デラックス」。2リッター直6 SOHCエンジンを積むが、「スタンダード」は2リッターの直4 OHVエンジンを搭載。
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21/291980年「三菱エテルナΣエステートバン2000スーパーエステート」。下はオプションの木目シート張り仕様。2リッター直4 SOHCエンジンを積む。
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22/29オーバーヘッドコンソールやタコメーターを備えた「エテルナΣエステートバン2000スーパーエステート」(3段AT仕様)のコックピット。三菱が先鞭(せんべん)をつけたチルトステアリングは標準で、パワーステアリングはオプションだった。
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23/291985年「三菱ミラージュ バン」。ワゴンと共用するボディーは2段式ルーフが特徴。エンジンは直4 SOHCの1.3/1.5リッターガソリンまたは1.8リッターディーゼルで、4WDも用意された。
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24/291962年「いすゞ・ベレル エキスプレス」。エンジンは小型トラックの「エルフ」と共通の2リッター直4 OHVのガソリンまたはディーゼルが用意された。
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25/291963年「スバル360カスタム」。リアエンジンのため荷室は浅く、もっぱらこうしたテーラーのような用途に使われた。
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26/29「スバル1000バン」。1967年に4ドアのみで登場し、翌1968年に2ドアが追加された。東北電力の要請を受けた宮城スバルがこれをベースにつくった4WD仕様がスバルAWDの原点となったのは、今では有名な話だ。
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27/29「スバル・レオーネ エステートバン4WD」。初代レオーネ エステートバンは1972年に登場したが、1977年にマイナーチェンジを受けた最終型はご覧のように精悍(せいかん)なルックスとなった。
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28/291979年にフルモデルチェンジされた2代目「レオーネ エステートバン4WD 1800」のインテリア。タータンチェック地のシートが備わる。
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29/291963年「ダイハツ・コンパーノ バン デラックス」。エクステリアのみならず、丸型3連メーターを持つインパネなどインテリアのデザインもイタリアンだった。

沼田 亨
1958年、東京生まれ。大学卒業後勤め人になるも10年ほどで辞め、食いっぱぐれていたときに知人の紹介で自動車専門誌に寄稿するようになり、以後ライターを名乗って業界の片隅に寄生。ただし新車関係の仕事はほとんどなく、もっぱら旧車イベントのリポートなどを担当。
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