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1/162ドアハッチバックにミドシップ後輪駆動のパワートレインを押し込んだマニアックなメカニズムや、WRCをはじめとするモータースポーツでの活躍もさることながら、ベルトーネの手になる前衛的なデザインも魅力の初代「5ターボ」。
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2/162025年3月にフランス本国で発表されたルノーのハイパフォーマンス電動スポーツモデル「5ターボ3E」。ルノーは、1980年代にラリーで活躍した小型ミドシップモデルの「ルノー5ターボ」と、その後継たる「ルノー5ターボ2」が「100%電気自動車として現代に復活した」と紹介している。
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3/16初代「5ターボ」のアバンギャルドなインテリアは、あのマルチェロ・ガンディーニが手がけたデザイン。続く「5ターボ2」では、大量生産車の「5」と共通のインテリアとなってしまったことも、初代5ターボがカーマニアの間で珍重される理由のひとつだ。
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4/16液晶ディスプレイを2枚つなげた「5ターボ3E」のインストゥルメントパネル。初代「5」を想起させる立体感あふれるダッシュボードデザインが目を引く。
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5/16今回の発表会では、最初に足を踏み入れるエントランスで「5ターボ2」と初代「5」、そして最新BEVの「5 E-TECHエレクトリック」という3台の5(サンク)が並んで出迎えてくれた。5ターボ2は最初の5ターボのヒットに乗じて、基本性能やデザインはそのままに、各部にコストダウンを施して、さらなる量販を目指したモデルである。
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6/16創業者ルイ・ルノーが21歳のときにつくった「タイプA」=通称「ヴォアチュレット」が、自動車メーカーとしてのルノーの礎となった。このルノーコレクション所蔵車は他社でよく見られるレプリカではなく、当時の実車である。
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7/16向かって右が、アフリカ調査に使われた六輪車「タイプMH」。その左が直列8気筒エンジン搭載の1932年「レナステラRM2」、奥が水平基調のスリークスタイルが特徴的な1935年「ビバ グランスポール」。
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8/161950年代から1960年代に活躍した戦後のルノー。向かって右から、「フロリド」「ドーフィン」「4」「8」「16」。4が雑誌『ELLE』とのコラボでつくられた特別仕様車の「ラ・パリジェンヌ」、ドーフィンと8が高性能なスポーツモデルの「ゴルディーニ」とは、いちいちマニアック。
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9/16向かって右が1974年「5」の「TL」。当時のヨーロッパ車らしく、サイドミラーは左側のみ。向かって左が1972年「17」の同じく「TL」グレードで、彫りの深いフロントグリルやリアクオーターのルーバーに、アメリカ車の影響も感じ取れる。
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10/16「17」の鼻先には、公式のエンブレムの歴史にもほとんど登場しない、幻のロザンジュ=ひし形エンブレムが……。これは1971年に発売された「15」と17、発売初期の「5」などに使われたが、同じフランスを本拠にする自動車ケミカル用品メーカーであるケント社のマークと酷似していると指摘され、わずか数カ月でダイヤモンドモチーフのデザインにあらためられた。
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11/16手前の3台が1980年代のルノーの代表作。向かって左から1984年「25ターボ バカラ」、1986年「5 GTターボ」、1986年の「11ターボ」……とすべてターボ車である。
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12/16この「25」や、「5」に設定されていた「バカラ」は、あの高級クリスタルガラスブランドの名を冠した最高級グレード。本革シートをはじめとする特別な内外装が特徴である。写真のように、トノカバー下に仕込まれたスーツバッグもお約束だった。
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13/16向かって左から、1990年代前半にドイツのスーパーサルーンに匹敵する速さを披露した「21ターボ」、1992年製の初代「トゥインゴ」の量産試作車、名ホットハッチの呼び声高い1993年「クリオ ウィリアムズ」、1998年「メガーヌ セニックRXT」、そして1999年の「アヴァンタイム」。
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14/16時代やカテゴリーを超えて集められた、歴史的なモータースポーツ車両。最も手前は「クリオV6ルノースポール」で、ルマンを制覇した「アルピーヌA442B」、ターボF1の「RS10」、そして1995年の英国ツーリングカー選手権でメイクスタイトルをとった「ラグナBTCC」と続く。さらに奥のほうには戦前のレコードブレーカーも見える。
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15/16世界的なモータースポーツイベントでも“パリダカ”のイメージはあまりないルノーだが、1978年の第1回から1980年代前半にはしっかり参戦していた。1982年の第4回大会では、ターボエンジンと4WDシステムを搭載した「R20パリダカール」が、マロー兄弟の手で優勝を飾っている。それ以降はパリダカ名物「シュレッサーバギー」がルノーエンジンを使った時期もあるが、いわゆるルノー車がパリダカを制覇したのは、この1回のみ。
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16/16エントランスから発表会場まで参加者を運んでくれたのが、1950年から1980年までつくられた商用バンの「エスタフェット」。トリコロールカラーで3台そろえるセンスはさすが。向かって左の紺色は、「GENDARMERIE」=フランス国家憲兵隊で使われていた当時の姿そのまま。

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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