
桜並木が美しい、日本銀行本店前のその名も江戸桜通りに並べられたエントリー車両。手前から三井高公氏が所有していた1935年「ブガッティT35C」、東京・湯島の自動車整備工場「アート商会」勤務時代の本田宗一郎氏が製作したレーシングマシンの1924年「カーチス号」などなど。
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桜並木が美しい、日本銀行本店前のその名も江戸桜通りに並べられたエントリー車両。手前から三井高公氏が所有していた1935年「ブガッティT35C」、東京・湯島の自動車整備工場「アート商会」勤務時代の本田宗一郎氏が製作したレーシングマシンの1924年「カーチス号」などなど。
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1935年「イスパノ・スイザK6」。佐賀藩主だった鍋島家の13代当主 鍋島直泰氏が裸シャシーで輸入し、自らデザインしたボディを屋敷内のガレージで架装させたというスペシャルで、現在はトヨタ博物館が所蔵する。桜にぴったりのボディカラーは「灰桜色」というそうだ。
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桜、名車とくれば、欠かせないのは美女? ということで、桜模様の和服姿のお嬢さんと1937年「ブガッティT57ヴァントー」のツーショット。品川や練馬といった陸運所在地の表記がなかった時代の東京ナンバーを付けた、古くから日本にある有名な個体である。
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のどかな排気音を響かせてトコトコ走る1938年「ダットサン17型フェートン」。欧米の大型高級車が大半を占めた参加車両中、唯一の日本車、それも小型車である。その愛らしい姿とMade in Japanの誇りがギャラリーにアピールしたようで、人気投票で1位に輝いた。
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中央通りをさっそうと走る小林彰太郎氏の1924年「ランチア・ラムダ」。世界で初めてモノコックボディを採用するなど進歩的な設計で、自動車史上において重要なモデルだ。まるでタイムスリップしたような光景に、三越本店前で見守るライオンもびっくり?
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お江戸日本橋の上は、約20台のクラシックカーとそれらを囲む無数のギャラリーに占拠され、ご覧のような混とんとした状態に。白洲次郎氏が愛用していた1924年「ベントレー3リッター」の後方には、オーナーと語らう徳大寺有恒氏の顔も見える。
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フィナーレを迎え、日本橋から再びパレードして散会していくエントリー車両。先頭を走る「5」ナンバー付きの1953年「ポルシェ356カブリオレ」は、今から40年以上前に現オーナーが俳優の高倉健氏から譲り受けたといういわくのあるクルマ。
『「ジャパン・クラシック・オートモービル」開催』の記事ページへ戻る