アルファ・ロメオ・ジュニア(後編)

2025.11.23 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「アルファ・ロメオ・ジュニア」に試乗。前編では内外装のデザインを高く評価した山野だが、気になる走りのジャッジはどうか。ハイブリッドパワートレインやハンドリング性能について詳しく聞いてみた。
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サウンドの演出がうまい

今回、レーシングドライバーの山野哲也がドライブするのは、アルファ・ロメオのコンパクトSUV、ジュニア。電気自動車版の登場が話題になったが、山野がステアリングホイールを握るのは、1.2リッター直3ターボ(136PS)と電気モーターを組み合わせたハイブリッド版の「プレミアム」グレード(468万円)だ。

前回に引き続き、ジュニアのドライブフィールを聞こうと前のめりになるスタッフを制して、「ちょっとエンジンを見てみましょうか」と車外に出てクルマのフロントに回る山野哲也。ボンネットを開けると、エンジンルームには1.2リッター直3ターボとハイブリッド関係の機器がぎっしりと詰まっている。

「かつてのアルファエンジンのような華やかさはありませんね」と残念がるスタッフを、「これも時代でしょう」と冷静にいなすレーシングドライバー。

山野:ジュニアのエンジンは、見ても回しても華やかな感じはありません……と聞くとネガティブな印象を持たれるかもしれませんが、一方で、1.2リッターの排気量から想像されるより、走りだしはずっと力強い。

webCG:ハイブリッドモデルならではの、モーターアシストが効いている?

山野:もちろんそれもありますが、プラスして、回転が上がっていく途中での、エンジンサウンドの入れ方がうまいんです。これは気持ちいい。

 
アルファ・ロメオ・ジュニア(後編)の画像拡大
 
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【アルファ・ロメオ・ジュニア イブリダ プレミアムのスペック】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4195×1780×1585mm/ホイールベース:2560mm/車重:1330kg/駆動方式:FF/エンジン:1.5リッター直3 DOHC 12バルブ ターボ/モーター:交流同期電動機/トランスミッション:7段AT/エンジン最高出力:136PS(100kW)/5500rpm/エンジン最大トルク:230N・m(23.4kgf・m)/1750rpm/モーター最高出力:22PS(16kW)/4264rpm/モーター最大トルク:51N・m(5.2kgf・m)/750-2499rpm/タイヤ:(前)215/55R18 99V/(後)215/55R18 99V(グッドイヤー・エフィシェントグリップ2)/燃費:23.1km/リッター(WLTCモード)/価格:468万円

【取材時の燃費データ】
テスト距離:357.0km(市街地1:高速道路8:山岳路1)/使用燃料:33.0リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:10.8km/リッター(満タン法)/11.0km/リッター(車載燃費計計測値)
【アルファ・ロメオ・ジュニア イブリダ プレミアムのスペック】
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4195×1780×1585mm/ホイールベース:2560mm/車重:1330kg/駆動方式:FF/エンジン:1.5リッター直3 DOHC 12バルブ ターボ/モーター:交流同期電動機/トランスミッション:7段AT/エンジン最高出力:136PS(100kW)/5500rpm/エンジン最大トルク:230N・m(23.4kgf・m)/1750rpm/モーター最高出力:22PS(16kW)/4264rpm/モーター最大トルク:51N・m(5.2kgf・m)/750-2499rpm/タイヤ:(前)215/55R18 99V/(後)215/55R18 99V(グッドイヤー・エフィシェントグリップ2)/燃費:23.1km/リッター(WLTCモード)/価格:468万円
	
	【取材時の燃費データ】
	テスト距離:357.0km(市街地1:高速道路8:山岳路1)/使用燃料:33.0リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:10.8km/リッター(満タン法)/11.0km/リッター(車載燃費計計測値)拡大