1929年以来続く伝統のモナコGP。ダウンフォースを大幅に削られた2009年スペックのF1マシンは、ツイスティな市街地コースでいつも以上に大暴れ。週末を通じ、フェリッペ・マッサやルイス・ハミルトンら大物ドライバーもウォールの餌食となった。(写真=Brawn GP)
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1929年以来続く伝統のモナコGP。ダウンフォースを大幅に削られた2009年スペックのF1マシンは、ツイスティな市街地コースでいつも以上に大暴れ。週末を通じ、フェリッペ・マッサやルイス・ハミルトンら大物ドライバーもウォールの餌食となった。(写真=Brawn GP)
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ジェンソン・バトンとブラウンGPにとって今年5回目の勝利。バトンはポイントを51点、ブラウンは86点とし、それぞれのチャンピオンシップで堂々の首位につく。
ちなみにエンジンサプライヤーのメルセデスにとっては通算72回目の優勝となり、歴代4位の記録に並んだ。いまこのレコードを分つエンジンはホンダ、つまりブラウンの前身であるというのが何とも皮肉だ。今年中に抜かれるであろうことはほぼ間違いない。(写真=Brawn GP)
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初日プラクティスで3位と出だしはまずまずだったマクラーレンのルイス・ハミルトン(写真)。だが予選Q2中、ミラボーコーナーでウォールにヒットしたことですべてが台無しに。ギアボックスを交換したことで最後尾からレースをはじめたが、追い抜きほぼ不可能のモナコでは追い上げ難しく、さらにアンダーステアと格闘したことで12位完走がやっとだった。チームメイトのヘイキ・コバライネンは予選7位からポイント圏内を走行したが、スイミングプールでクラッシュ、戦列を去った。(写真=Mercedes Benz)
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ブラウンの好敵手、レッドブルはモナコで苦戦。燃料を積まず軽めのマシンでセバスチャン・ベッテル(写真)は4番グリッドを得たが、最初に履いたソフトタイヤに難儀し走るシケインと化した。タイヤ交換後、マシンをウォールにヒットさせ、中国GPウィナーはリタイアをきっした。チームメイトのマーク・ウェバーは5位完走。(写真=Red Bull Racing)
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フェラーリに復活の曙光がさしたモナコ。キミ・ライコネン(写真)は今年初となるフロントロー(予選2位)から、3位でフィニッシュし、これまた今年初の表彰台にのぼった。フェリッペ・マッサは5番グリッドから4位でゴールし、2台はダブル入賞。ブラウンに勝負を挑むことはできなかったが、他チームを引き離すことができた1戦だった。(写真=Ferrari)
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この写真を見て、テールエンダー同士の争いとはにわかに信じられまい。シーズン序盤のフライアウェイでの勢いは消え去り、トヨタ(写真手前)はここモナコでテールエンダーに。初日から苦戦し、予選ではQ1すら突破できず、2台ともはるか後方からスタート。ティモ・グロックは1ストップ作戦をとり、57周目までピットインを引っ張る超ロングスティントを走り切り10位完走。ヤルノ・トゥルーリはコンベンショナルな2ストップで14位だった。(写真=Toyota)
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ウィリアムズは、ニコ・ロズベルグが予選6位から上位を狙ったが、フェラーリ勢には追いつけず結局6位でゴール。中嶋一貴(写真)は、予選で初めてQ3に進出し、10番グリッドから入賞を目指したが、長いスティントでペースを上げきれず、ゴール目前の10位走行中にクラッシュ、完走扱いの15位だった。(写真=Williams)
『第6戦モナコGP「バトンにとって格別な勝利」【F1 09 続報】』の記事ページへ戻る
