マツダが次期型「デミオ」に1.3リッターミラーサイクルエンジンを搭載

2007.06.01 自動車ニュース webCG 編集部

マツダが次期型「デミオ」に1.3リッターミラーサイクルエンジンを搭載

マツダは2007年5月31日、次期型「デミオ」に新開発の1.3リッターミラーサイクルエンジンを搭載すると発表した。

吸気バルブを閉じるタイミングをコントロールして、圧縮比に比べ膨張比を高める。そのことで熱効率を改善し、低燃費につなげるというのがミラーサイクルエンジン。
マツダは1993年4月に、量産車世界初のミラーサイクルエンジンを発表したという経歴を持つ。2.3リッターV6の同エンジンはリショルムコンプレッサーが組み合わせられ、「ユーノス800」に搭載。低公害エンジンとして注目を集めたが、その後の展開は見られなかった。

今回のエンジンは、コンパクトカー向けに1.3リッターという小排気量で新開発されたもの。オールアルミ製直4エンジンの「MZR」シリーズに属し、無過給でデミオに搭載される予定。マツダ車初となるCVT(無段変速機)と組み合わせられることで、23.0km/リッター(10・15モード)という低燃費を実現したという。
環境性能の証としては、「SU-LEV(平成17年基準排出ガス75%低減レベル)」の認定を受けている。

なお、同エンジンの出力は明かされていないが、可変バルブタイミングシステム「S-VT」を採用することで、定常走行や加速走行時のトルクを確保したという。

(webCG 本諏訪)

2007年5月21日に広島県の宇品工場で行われた、新型「デミオ」の生産開始セレモニーの様子。
2007年5月21日に広島県の宇品工場で行われた、新型「デミオ」の生産開始セレモニーの様子。

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