スーパーカーより速い!? 650psのゴルフあらわる
2007.05.28 自動車ニューススーパーカーより速い!? 650psのゴルフあらわる
独フォルクスワーゲンは、オーストリアで「ゴルフGTI」のハイパフォーマンスなコンセプトカーを披露したと、2007年5月17日に発表した。
■ロケットハッチバック
オーストリアのヴェルターゼ。1982年以来毎年開催されているイベント「GTIミーティング」で、「フォルクスワーゲン・ゴルフGTI」をベースにしたコンセプトカー「ゴルフGTI W12-650」が公開された。
その中身は、全くの“別物”だ。リアシートの代わりに置かれるのは、650ps/6000rpmと76.5kgm/4500rpmを発生する6リッターW12ツインターボユニット。6段ATを介し後輪を駆動する、ミドシップの“スーパーゴルフ”である。
0-100km/h加速に要する時間は、3.7秒。ノーマルのGTIに比べ約12cm広く8cm低い車体を、325km/hまで加速させる。
大きな心臓を冷やすべく穿たれた、フロントやボディ両サイドのエアインレットが特徴的。さらに、車体内側にめり込ませたリアクォーターウィンドウとCピラーの間からもエアを導入する。
大型のウィングなどは、ゴルフデザインのオリジナリティを大事にするという美意識から装着されない。カーボン製のルーフは、本来のデザインで十分なダウンフォースを生むという。
足まわりを飾るGTIオリジナルデザインのアルミホイールは、19インチの一点もの。フロント235、リア295のワイドなシューズを組み合わせる。
インテリアは、メーターなどノーマルGTIとの共通部分はあるものの、グローブボックスの代わりに消火器が備わり、軽量化のためにドアの内張りは取り去られるなど、まさにレーシングカーのそれである。
(webCG 関)
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