今年はSUGOで開催、マーチカッププレス対抗レースで二玄社チームは……(前編)
2006.11.26 From Our Staff今年はSUGOで開催、マーチカッププレス対抗レースで二玄社チームは……(前編)
「日産マーチ」によるワンメイクレースである「マーチカップ」に、webCG+CAR GRAPHIC+NAVIの合同チームが挑戦。昨年は初参加で表彰台にのぼったマーチカッププレス対抗レースだが、2回目の今年はとんでもない結末が待ち受けていた。
■レース専用車両の醍醐味を味わえる
まずマーチカップをご存じない人のために説明しておこう。
これは1984年に始まった日産の人気コンパクトカー「マーチ」のワンメイクレースで、2003年から現行型で戦われている。
競技車両は、規定のサスペンションキットやLSDなどのレース用部品と、各種安全装備が施され、全車(理論上)イコールコンディションに設定される。
1.2 リッターのコンパクトカーとはいえ、ナンバーなしのレース専用車両である。ハイグリップなSタイヤとあいまって、コーナリングスピードはバカッ速い。車両に標準搭載のデータロガーによれば、コーナリング時の横Gはスーパー耐久に出ている「フェアレディZ」と同じぐらいらしい。
カップカーの販売は終了しているが、持ち込みのベース車両にパーツを取り付けて参戦することはできるそうだ。興味のあるかたは、マーチカップ公式ウェブサイトにて。
http://www.marchcup.jp/
■ドタキャン発生でチームはどうなる!?
そのマーチカップに参戦するのは、昨年と同じく二玄社三媒体合同の「CG、NAVI、webCGチーム」だ。2年連続出場のCG桐畑、NAVIシオミ、webCG本諏訪に加え、今年は最強の助っ人、CG大谷秀雄が登場。彼は現在「VWゴルフGTIカップ」にもシリーズ参戦し、フォーミュラカーでのレース経験もある頼もしいドライバーなのだ。
今年の舞台は宮城県のスポーツランドSUGOフルコース。高低差のある高速サーキットとして有名だ。国際サーキットでのレースに身震いする頼りない3人を前に、「先週走ったばかり」とつぶやく大谷。「先生っ!」とすがりつきたくもなる。
そのCG大谷は、本誌の原稿が間に合わず、本戦から参加とのTEL。3人で予選に臨むこととなった。
レース前日は台風か? っていうぐらいの暴風雨。当日は雨こそ降らなかったものの、路面コンディションはウェットとなった。
テスト走行した日産レーシングスクール講師でもある田中哲也選手曰く、「GTではマーチより速いスピードで走っているが、それよりも今日のほうが怖かった」と、参加ドライバーをビビらせた。
予選順位は全員のベストタイムで決定する。多くのマシンがスピンするなか、直線で確実にスピードを殺してからステアすることを心がけた我々は(それでもスピンした)、全7台中3番手をGET。つまりこの位置をキープすれば表彰台というわけ。
ちょっと安心しながら助っ人の登場を待つと、そこに本人からTELが。
「今途中まで来てるんだけど、ダメです。体力が……(ガチャ、ツーツー)」
(後編へ続く)
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