オットマンシートの正しい座り方を知ってますか?
2006.02.25 From Our Staffオットマンシートの正しい座り方を知ってますか?
マツダの新型「MPV」の試乗会でエンジニアの方々と話しているとき、自分が重大な間違いをしていることに気が付いた。みなさん、オットマンシートの座り方をご存じですか?
高級セダンの一部に採用されていたリラックス装備「オットマン(足置き)機構付きシート」が、ミニバンにも採用されはじめてきた。1月にフルモデルチェンジをした「トヨタ・エスティマ」、そして今回試乗会に参加した「マツダMPV」などである。
そこでシートの開発を担当したエンジニアから説明を受けているとき、座り方が間違っていますと指摘を受けた。恥ずかしながらあまりこういうシートには座り慣れていないリポーター。確かに座り方を教わったことはなかった。ここであらためてプロの教えを請うことができた。
■疲れる座り方
まずは左の図。これは疲れる座り方らしい。
オットマンを上まであげたことで、足(靴)の裏と地面が離れてしまっている。こうすることで、ふくらはぎに圧力がかかってしまい、足が疲れてしまうということだ。
■楽な座り方
そしてこの左の図。これがアドバイスされた、楽な座り方。まず一番上までオットマンを上げ、足が地面に着くまでおろしていくとこうなる。
足の裏を地面に着けることで、体を支える点と面が多くなるわけだ。これが疲れづらい座り方だという。ちなみに身長が低い女性などで、足が地面に着かないときは、逆にオットマンを上まで上げ、かかとごと載せてしまうといいらしい。
今まで「おおー、これは快適だね〜」とかいいながら、最大まで上げていたのは、実は快適じゃなかったのだ。なお、『webCG』でシートの紹介などをするときは、オットマンをわかりやすく見せるために一番上まで上げて撮影しているので、あしからず。
(文=webCG本諏訪裕幸/写真=荒川正幸)
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