英国のスペシャリスト「モーガンオート」社長来日、今後のクルマづくりを語る
2005.10.29 自動車ニュース英国のスペシャリスト「モーガンオート」社長来日、今後のクルマづくりを語る
歴史ある英国のスポーツカーメーカー、「モーガンオート」のチャールズ・モーガン社長が来日。同氏を招いた懇親会が、2005年10月28日、英国大使館にて催された。
1907年、家のガレージで三輪自動車をつくったことに始まる英国のスペシャリストメーカー、モーガンは、現在でも昔ながらのクルマづくりをつづけており、2シータースポーツカー「4/4」は、1936年以来、基本的に変わることなく今に至る。
いっぽうで、2005年には150人の従業員で年産700台(予想)を目指すという、立派な(?)自動車メーカーへの変貌も図っている。
日本には、1968年からモーガンオートタカノが正規輸入をしてきたが、この度、モーガンオートイワセに権利が譲渡された。今回の懇親会は、そのお披露目会も兼ねている。
モーガン社長は、「運転だけでなく、注文したクルマができあがってくる喜びも楽しんでほしい」と、大量生産車にはないモーガン車の魅力をアピールした。
今後のクルマづくりの方針としては、安全や環境などへの対応を図ると明言。最新モデル「エアロ8」や、2005年ジュネーブショーに出展された「エアロマックス」などに見られる、これまでにない新しいデザインも取り入れるという。
周囲の変化に抵抗し、かたくなに伝統を守ってきたモーガンだが、時代の流れに逆らいつづけることはないという。「21世紀に生き残る戦略として、創業者である祖父も認めてくれるはず」と語るモーガン社長だった。
(webCG 本諏訪)
モーガンオートイワセ:
http://www.morganauto.co.jp/
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