日産、新型「ティーダラティオ」で“セダンをシフト”
2004.10.29 自動車ニュース日産、新型「ティーダラティオ」で“セダンをシフト”
日産自動車は、コンパクトハッチ「ティーダ」ベースの3ボックスセダン「ティーダラティオ」を、2004年10月29日に発売した。
■「モダンで高級」
「SHIFT_sedan standards」(セダンの基準をシフトする)を標榜する「ティーダラティオ」は、9月30日にデビューしたばかりの「ティーダ」から派生したコンパクトな3ボックスセダン。いわば「トヨタ・ヴィッツ/プラッツ」や「ホンダ・フィット/フィットアリア」などと似た成り立ちであり、車型以外、機関や大きさなどの基本骨格はティーダと同じである。
ティーダのモダンリビングを思わせるインテリアを活かしつつ、木目調パネルなどでアクセントをつけて質感を向上。「モダンで高級」をキャッチにハッチバックとの差別化を図った。セダンならではのラゲッジルーム容量は467リッターという。
パワートレインはティーダと同じ、1.5リッター直4(109ps/6000rpm、15.1kgm/4400rpm)にCVT、または4ATの組み合わせ。FFのみならず、後輪をモーターでオンデマンド駆動する「e-4WD」もラインナップする(ヨンク版はAT仕様)。ハッチ同様、2005年初頭に1.8リッター直4モデルが追加される予定だ。
価格はティーダとほとんど変わらず。セダンのみに設定されたベーシックグレード「15B」(FF/4AT)は132.3万円からと、ティーダのエントリー車(15S=142.8万円)より安い。
月の目標販売台数は3000台という。
日産は、2004年9月に発表したSUV「ムラーノ」の発表会で、今秋以降にリリースする6車種を同時に発表するという斬新なプレゼンテーションを実施。「SHIFT_」(変革すること)をテーマにプロダクト攻勢をかけている。
“高級車をシフト”する、「セドリック/グロリア」の後継「フーガ」は、10月14日の発表から2週間で、目標の2000台を大きく上まわる約6500台を受注。好調な滑り出しを見せているという。
(文=webCGオオサワ/写真=峰昌宏)
日産自動車「ティーダラティオ」:
http://www2.nissan.co.jp/LATIO/top.html
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