BARホンダ、表彰台常連を狙ったニューマシン「006」発表
2004.02.02 自動車ニュースBARホンダ、表彰台常連を狙ったニューマシン「006」発表
F1チームのBARホンダは、2004年2月1日、新型「006」をスペインはバルセロナで発表した。
■ポディウム常連を目指して
2003年、BARは“ビッグ4”(フェラーリ、ウィリアムズ、マクラーレン、ルノー)以下の激戦区でナンバー1の、コンストラクターズランキング5位でシーズンを終えた。
2004年は、チーム創設以来のエースドライバー、ジャック・ヴィルヌーヴが抜け、タイヤをブリヂストンからミシュランにスイッチ。成長目覚しい24歳のイギリス人、ジェンソン・バトンと、2002年以来のフルシーズン参戦となる27歳の佐藤琢磨というフレッシュなラインナップで、表彰台の常連を目指す。
「ホンダとの協力関係はこれまで以上に緊密化し、いまやエンジニアリングチームは完全にひとつになった」というのは、チーム代表3年目のデイヴィッド・リチャーズ。ジェフ・ウィリスが手がけた新型「BAR 006」は、剛性を増し重心が下がったシャシー、ショートスティント化にあわせ容量を縮小した燃料タンク、カーボン・コンポジット製の軽量ギアボックスなどを特徴とする。
エンジンは、もちろんパートナーのホンダ製3リッターV10。今年から施行される「1GP1基」レギュレーションにあわせつつ、小型軽量そして低重心としたという。
ミシュランとのマッチングは、集中的なタイヤ評価プログラムを組むことでシーズンに備えている。これまですでに1000本のタイヤを使用し、1万キロ以上を走行したという。
(文=webCG 有吉/写真=本田技研工業)
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