【東京モーターショー2003プレビュー】トヨタ・Fine-N(ファイン-エヌ)
2003.10.15 自動車ニュース【東京モーターショー2003プレビュー】トヨタ・Fine-N(ファイン-エヌ)
新型「プリウス」販売好調が伝えられるトヨタ。東京モーターショーでも「環境と感動」をテーマに掲げ、世界に誇るハイブリッド技術、燃料電池システムを披露。いよいよ日本上陸の高級ブランド「レクサス」、そしてコンパクトカーを担当するグループ企業、ダイハツとブースを隣接させ、会場の一角を占める。もちろん、グランプリシーンで奮戦中のトヨタF1「TF103」、トヨタ製V8ユニットで伝統のインディ500を制したIRLマシンなども展示される。
■Fine-N(ファイン-エヌ)
燃料電池(FC)ハイブリッドシステムを搭載した次世代の4人乗りパッセンジャーカー。4輪を四隅に配置したことによる究極のロングホイールベースとショートオーバーハング、そしてFCシステムを床下に収めた低床フルフラットフロアにより、4355mmという「カローラ」クラスの全長で、「センチュリー」を凌ぐ室内空間を創出。
パワーユニットは、1輪あたり最高出力25kW、最大トルク110Nmの性能を持つ小型軽量モーターを各ホイール内に収めた「4輪インホイールモーター」で、前述したパッケージングにも貢献。駆動系のみならず、ステアリングやペダル類などの操作系と、実際に車両を動かすアクチュエーターの間も、機械的な接続ではなく、電子制御によりコントロールされる「ドライブ・バイ・ワイヤー」システムを採用。これらパワートレインや操作系のレイアウトから解放されたことによる画期的な低重心設計、低慣性モーメントにより、異次元の走りを実現したという。
(写真=田村弥)
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