【Movie】マツダ「RX-8」発表会場から
2003.04.10 自動車ニュース【Movie】マツダ「RX-8」発表会場から
2003年4月9日、東京は渋谷の代々木体育館で、世界で唯一の量産ロータリーモデル「RX-8」の発表会が行なわれた。動画付きで報告する。
ロータリーエンジンの“おむすび型”ローターをかたどったステージにあらわれたのは赤い「RX-8」。なかから出てきたのは、そうそうたる面々だった。
ルイス・ブース代表取締役社長兼CEOが助手席から、運転席から開発を取り仕切った片渕昇 第3プラットフォーム・プログラム開発推進室主査、ジマンの観音開きドアを開いて後部座席から出てきた前田育男アドバンスデザインスタジオチーフデザイナー、そしてエンジンを手がけた第2エンジン開発部RE設計グループの田島誠司氏が姿を見せた。
■エンジンルームに“マツダの魂”
ブース社長は、「RX-8によって、ふたつの夢が実現した」と挨拶を始めた。ひとつめは、発展型ロータリー「RENESISエンジン」、ふたつめは、「RX-7」の後継たる「RX-8」。
社長が自信をもって紹介した「RX-8」は、これからのマツダが理想とする姿を具現化した、ブランドアイコン的存在。マツダの基本理念、”デザイン”“走りの良さ”“夢を叶える実用車”の3要素が凝縮されているという。
観音開き「フリースタイルドア」や大人4人が乗れるレイアウト、低く抑えた価格などは、果敢な挑戦の結果によるもの。しかし最大のハイライトは、やはりロータリーエンジン「RENESIS」だろう。数ある量産車のなかで、このモデルにしか載らない「ヴァンケルユニット」は、マツダの技術力の結晶、いわばマツダの“魂”がそこにあるのだ。
【魂】
■運転を楽しんで欲しい
続いて、壇上にあがった、開発に携わった3人が、それぞれ「RX-8」の魅力を語った。
ロータリーエンジンを“恋人”と言うのは田島氏。こだわったのは、加速のフィーリング、環境への配慮、運転する楽しさという。
「マツダでしか表現できない部分を大事にした」というのは、チーフデザイナーの前田氏。コンパクトなロータリーエンジンがもたらすスペースが、デザインの自由度を高め、躍動感あるスポーツカーらしいデザインを完成させた、と胸を張る。室内にロータリーをモチーフにしたいくつものデザインと取り入れてあるので、それを楽しんで欲しい、とアピール。
「社員の“スポーツカーが好き”という気持ちが、RX-8の完成度を高めた」と話すのは、主査の片渕氏。大役を終えたというホッとした顔つきが印象的だった。その模様を動画にてお伝えする。
【好】
(撮影/編集=カネヨシ)
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