フィアットオート、MPV「ムルティプラ」を導入

2003.01.24 自動車ニュース

フィアットオート、MPV「ムルティプラ」を導入

フィアットオートジャパンは、6人乗りのマルチパーパスビークル、フィアット「ムルティプラELX」を、2003年4月5日から販売すると、同年1月23日に発表した。

■ユニークなレイアウト、そしてデザイン

1998年にデビューしたフィアット「ムルティプラ(Multipla)」は、前席3人後席3人のユニークなレイアウトをもつマルチパーパスビークル(MPV)。ユニークなのはパッケージだけでなく、そのフォルムは、一度見たら忘れられなくなるような個性を放っている。
ネーミングは「増える」の意。室内空間を自由にアレンジすることで、「クルマの表情や行動力がさらに“増える”」(プレスリリース)というわけだ。

日本に導入されるのは、1.6リッター直4 DOHC16バルブのガソリンエンジン(103ps/5750rpm、14.8kgm/4000rpm)に、5段MTを組み合わせた右ハンドル仕様。価格は249.0万円で、2003年の販売目標台数を300台に設定する。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4005×1875×1670mm、ホイールベースは2665mm。全長はフォルクスワーゲン「ゴルフ」より150mm短いが、全幅はメルセデスベンツ「Sクラス」よりも20mm広く、だいぶ幅広だ。

低いウェストラインの上に、大きなグラスエリアの上屋が載る奇抜なエクステリアデザインは、ムルティプラの特徴のひとつ。ガラス面を大きくとることにより、開放感ある室内と視界を確保する。バンパー、ボンネット、Aピラーの付け根と、異なる高さに配されたヘッドランプは、フロントマスクをファニーに演出するとともに、路面を効果的に照らす機能性を兼ね備えているという。

■6つの独立シート

インテリアでは、前席3、後席3の2列シートが特徴。シートはすべて独立式で、全席に3点式シートベルトとヘッドレストを与える。居住性を考慮し、中央シートはやや後方にずれて配置される。
後席は個別に取り外し可能。荷室容量は6座の場合490リッターだが、リアシートを取り外すと1900リッターまで拡大、ユーザーの使い方に応じたアレンジをウリとする。フロアは低床で、荷物の積み下ろしや乗降性の高さに配慮した。

コクピット中央には、これまた造形に凝ったセンターメーターと操作系を配置。シフトレバーはステアリングホイールの横、インパネ中央に設けられる。
収納スペースは多く、前後ドアポケットや上下ボックス付きのダッシュボード、携帯電話やドリンク、コインホルダーなどの小物入れも充実する。前後中央席のシートバックを前に倒せば、カップホルダー付きのテーブル&アームレストとしても利用可能だ。

■実用的なエンジン

エンジンは、1.6リッター直4 DOHC16バルブ。103ps/5750rpmの最高出力と、14.8kgm/4000rpmの最大トルクを発生する。2300-5800rpmで最大トルクの85%を生み出すという、フィアットいわく「トルキーエンジン」だ。
トランスミッションは5段MTのみで、前輪を駆動する。
諸元表によれば、0-100km/h加速で12.6秒、最高速度は170km/hである。

サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット、リアはトレーリングアームで、前後ともスタビライザーが装着される。

快適装備は、オートエアコン、CDプレーヤー&AM/FM電子チューナー付きオーディオ、燃料消費量や走行距離などを表示できる「マルチファンクションディスプレイ」など。安全装備として、前席デュアル&サイドエアバッグと、側面衝突時に乗員を守るウィンドウエアバッグ、EBD付きABSなどを標準装備する。

(webCGオオサワ)

「フィアットオートジャパン」:
http://www.fiat-auto.co.jp/

 
フィアットオート、MPV「ムルティプラ」を導入の画像


 
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写真は、左ハンドル仕様
 

	写真は、左ハンドル仕様
	 

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