第18回:気分はセナかジェンソン・バトン!?
インポーターに聞きました〜マクラーレン編〜
2013.03.18
JAIA輸入車試乗会2013
第18回:気分はセナかジェンソン・バトン!? インポーターに聞きました〜マクラーレン編〜
F1で名をはせる英国の名門マクラーレンが、話題の高性能スポーツカー「MP4-12C」を引っ提げて日本上陸。「MP4-12Cスパイダー」のデリバリー開始や「P1」の発表など、今年の動向も気になるところだが、まずは「そもそもマクラーレンって、どんなメーカーなの?」という話から聞いてみよう。
いま最も注目を集めるブリティッシュ・スーパースポーツ
――2012年はマクラーレンにとってどんな年でしたか?
正規販売拠点がオープンし、「マクラーレンMP4-12C」の販売が開始されるなど、本格的にサービスがスタートした年といえるでしょう。
また10月には、オープンモデルである「マクラーレンMP4-12Cスパイダー」も発表させていただきました。
おかげさまで、受注については当初の計画通りに推移しています。
――日本では昨年デビューしたばかりとのことですが、そもそもマクラーレンとはどんなクルマですか?
フェラーリやランボルギーニとは違う、英国的で非常にまじめな造り込みがプロダクトの特徴といえるでしょう。
例えば上に開くディヘドラルドアは、「ヒンジが1つで済むから、軽量化につながる」という理由で採用されたそうです。モータースポーツを本職とする人が造っているからでしょうか。「EVERY PART TELLS A STORY」という言葉にも表れている通り、本当にクルマに無駄がなく、部品1つ1つに意味が込められています。
お客さまにつきましても、他のスーパーカーブランドと比べると、より「クルマ好き」な方が多いように感じられます。
F1での活躍もあり、日本でも存在自体はよく知られているのですが、ロードカーも造っているということはご存じではない方も多くいらっしゃいます。そういった部分も含めて、まずはブランドの認知度を高めていきたいですね。
――イチオシの車種や今年導入予定のモデルはありますか?
今年(2013年)から日本でのデリバリーが開始になる、リトラクタブルハードトップの「MP4-12Cスパイダー」です(2月にデリバリー開始)。
「MP4-12C」に続くマクラーレン・オートモーティブの第2弾モデルなのですが、オープンモデルであるにも関わらず、最高速度は329km/h、0-100km/h加速は3.1秒(ピレリ Pゼロコルサ装着時)と、クーペにそん色のない優れたパフォーマンスを誇ります。
――全国のwebCG読者に一言お願いします。
マクラーレン・グループは、今年創立50周年を迎えます。この50年の間に、F1をはじめとするレース活動、ハイパフォーマンススポーツカーの開発など、さまざまなことに取り組んできました。
記念すべき年を迎えたマクラーレンに、ぜひ注目してください。
また、一般道路およびサーキットにおける世界最高のドライバーズカー「マクラーレンP1」にもどうぞご期待ください。
(インタビューとまとめ=webCG 堀田/写真=田村弥)
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
-
NEW
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。 -
NEW
谷口信輝の新車試乗――BMW X3 M50 xDrive編
2025.9.5webCG Movies世界的な人気車種となっている、BMWのSUV「X3」。その最新型を、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか? ワインディングロードを走らせた印象を語ってもらった。 -
NEW
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性
2025.9.5デイリーコラムあのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」発表イベントの会場から
2025.9.4画像・写真本田技研工業は2025年9月4日、新型「プレリュード」を同年9月5日に発売すると発表した。今回のモデルは6代目にあたり、実に24年ぶりの復活となる。東京・渋谷で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代
2025.9.4デイリーコラム24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。 -
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】
2025.9.4試乗記24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。