アルピナが410psの新型「B3ビターボ」を発売

2013.03.08 自動車ニュース webCG 編集部

アルピナから最高出力410psの新型「B3ビターボ」が登場

独アルピナの日本総代理店であるニコル・オートモビルズは2013年3月5日、ジュネーブモーターショーで発表された「BMWアルピナB3ビターボ」の受注を開始した。

今回発表された新型「B3ビターボ」は、現行型の「BMW 3シリーズ」をベースにアルピナが独自に仕立てたスポーツセダン/ワゴンである。

エンジンはBMWのバルブトロニック付き3リッター直噴直6(N55)をベースに改良を加えたもので、独自の鋳造アルミ製クランクケースや、鍛鋼製のクランクシャフト、NGK製スパークプラグなどを採用。「BMW 335i」(306ps、40.8kgm)を大幅に上回る、最高出力410ps/5500-6250rpm、最大トルク61.2kgm/3000-4000rpmを発生する。

これに組み合わされるトランスミッションはスイッチトロニック付きの8段ATで、状況に応じて「オートマチック」「スポーツ」「マニュアル」の3種類から変速モードを選択可能。変速時間や変速のスムーズさなどを変えることができる。

また排気システムには、排気音の特性が変化するアクティブエキゾーストバルブ付きのステンレス製マフラーを採用する。

足まわりも強化しており、スプリングやスタビライザーを独自に最適化したほか、アダプティブスポーツサスペンションや電子制御式ダンパーを標準装備。ブレーキは前が直径370mmのローターにアルミ製4ピストンキャリパー、後ろが345mmのローターに同2ピストンキャリパーの組み合わせで、高い制動力を発揮する。

このほかにも、バリアブルスポーツステアリングやダイナミックドライビングコントロールシステムなど、走りに関するさまざまな制御システムを採用。一方でアイドリングストップ機構を用意するなど、環境性能にも配慮している。

これらの技術や機能、装備により、「B3ビターボ」は0-100km/h加速が4.2秒(ツーリングは4.3秒)、最高速度が305km/h(同302km/h)という動力性能を実現。同時に、燃費を13.1km/リッター(同12.9km/リッター、ともにEUDCコンバインモードの数値)に抑えたという。

ラインナップと価格は以下の通り。
・B3ビターボ リムジン(左ハンドル):955万円
・B3ビターボ リムジン(右ハンドル):980万円
・B3ビターボ ツーリング(右ハンドル):1028万円

(webCG)

「BMWアルピナB3ビターボ リムジン」
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アルピナが410psの新型「B3ビターボ」を発売の画像 拡大

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