新型「ポルシェ911ターボ」予約受付開始

2013.05.07 自動車ニュース
新型「ポルシェ911ターボSクーペ」
新型「ポルシェ911ターボSクーペ」 拡大

ポルシェが新型「911ターボ」と「911ターボS」の予約受付を開始

ポルシェ ジャパンは2013年5月7日、新型「911ターボ」と「911ターボS」の予約受付を、同年5月14日に開始すると発表した。

 今回発表された新型911ターボと911ターボSは、ともにダイレクトフューエルインジェクションや可変タービンジオメトリーを採用した3.8リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力は911ターボで520ps、同ターボSで560psと、ともに従来モデルより20ps向上している。組み合わされるトランスミッションはデュアルクラッチ式7段セミATのPDKで、駆動システムには「PTM」と呼ばれる新開発の4WDを採用している。

 

また、911のターボモデルとして初めて、可変スタビライザーの「PDCC(ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム)」を採用。911ターボにオプション設定、同ターボSに標準装備とした。
さらに、両モデル共通の新機能として、新たに後輪操舵(そうだ)システムの「リアアクスルステア」が導入された。後輪の操舵角は最大2.8°となっており、50km/h以下では後輪を前輪と逆方向に切ることで、優れたコーナーリング性能と取り回しの良さを実現。一方80km/h以上では、前輪と同じ方向に後輪を操舵し、優れた高速安定性を確保している。
ポルシェによると、このシステムによって得られる効果は、低速時にはホイールベースを250mm縮めたのと、高速時には500mm延長したのと同等とされている。

このほかにも、ターボモデルとして初めてアクティブエアロダイナミクスシステムが採用された。このシステムは、空気圧で3段階に展開するフロントリップスポイラーと、同じく3段階に調整可能なリアウイングによって構成されており、効率性を重視した「スピードポジション」やダイナミックパフォーマンスを高める「パフォーマンスポジション」などを、ドライバーの意思で選択することが可能。このシステム単体で、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムを2秒短縮できるほどの効果があるという。

これらの技術により、911ターボの0-100km/h加速はオプションの「スポーツクロノパッケージ」装着車で3.2秒と、従来モデルの911ターボSを0.1秒上回るタイムを実現。最高速は315km/hとされている。一方、PDCCやアクティブエンジンマウント、カーボンセラミックブレーキなどを標準装備する911ターボSの動力性能は、0-100km/h加速が3.1秒、最高速が318km/h、標準タイヤでもニュルブルクリンクの北コースを7分30秒以下で走ることが可能とされている。

一方で、燃費性能も改善が図られており、パワーユニットと動力軸を切り離して滑走するコースティング機能や、アイドリングストップ機構などを採用。NEDC(新ヨーロッパ走行サイクル)に基づく計測では、燃料消費率は従来モデルより16%低い9.7リッター/100km(約10.3km/リッター)に抑えられている。

エクステリアは911のモデルチェンジにともなう100mmのロングホイールベース化と、911ターボならではのワイドなリアセクションが特徴。特にリアボディーパネルは、「911カレラ4」より28mmもワイド化されている。
またツートンカラーの20インチ鍛造ホイールも外観上の特徴の一つで、911ターボSにはセンターロックタイプを採用。911ターボSには、ウエルカムライトやヘッドライトコントロール機能を組み込んだフルLEDヘッドライトも標準装備される(911ターボでもオプションで選択可能)。

インテリアについても、911ターボSにはブラック/カレラレッドの専用内装や、メモリー機能付きの18段階電動調節機構を備えた「スポーツシート・プラス」などを採用。シートのバックレストはダブルステッチとカーボンルックのパーツをあしらったレザー仕上げとなっている。また、先代モデルと同じくBOSEサウンドシステムが標準装備となる。

ハンドル位置は、いずれも左右から選択が可能。価格は911ターボが2030万円、同ターボSが2446万円。

(webCG 堀田)

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