プジョーから高性能クロスオーバーのコンセプト【パリサロン2014】
2014.09.25 自動車ニュース ![]() |
【パリサロン2014】プジョーが高性能クロスオーバーのコンセプトモデルを出展
仏プジョーは2014年9月18日、パリモーターショー(開催期間:2014年10月2日~19日、一般公開は10月4日から)の出展概要を発表した。
■市販モデルでは「508」と「308GT」に注目
今回、プジョーは4000平方メートルのスペースに40台の車両を展示。市販モデルとしては、フェイスリフトやエンジンの変更など大幅な改良を施した「508」や、スポーティーモデル「308GT」などの出展を予定している。
このうち、最新の508にはプジョーライオンを中央に配した新しいフロントグリルや、切り返しなどを一新した新しい意匠のボンネットなどを採用。さらに、フロントバンパーにはLEDライトを装備したほか、セダンではリアコンビネーションライトの意匠も変更している。
![]() |
一方の308GTは、Cセグメントの「308」に追加される新しいスポーティーモデル。グレードは最高出力205psを発生する1.6リッターガソリンエンジンを搭載した「GT 205」と、180psを発生する2リッターディーゼルエンジンを搭載した「GT 180」の2種類で、それぞれトランスミッションは6段AT「EAT6」との組み合わせ。両グレードとも、ハッチバックモデルとステーションワゴン「SW」の両方に設定される。
内外装デザインも特別に仕立てられており、62個のLEDユニットを用いたヘッドライトや、サイドスカート、ダイヤモンドコーティング仕上げを施した18インチアロイホイールなどを採用。タイヤは「ミシュラン・パイロットスポーツ3」を装着している。一方インテリアでは、各部のトリムやルーフヘッドライニングをダークグレーでコーディネート。ダッシュボード、ドアパネル、シフトレバー、フロアマットには、赤いステッチを施している。
![]() |
■最高出力500psのプラグインハイブリッド車が登場
またコンセプトカーとしては、「QUARTZ(クオーツ)」と「EXALT(エグザルト)」の展示を予定している。
クオーツはクロスオーバータイプのハイパフォーマンスモデルであり、パワーユニットには、ガソリンエンジンと2つの電力モーターを組み合わせた500psのプラグインハイブリッドシステムを想定。機能装備としては、タッチスクリーン式のヘッドアップディスプレイや、格納式のサイドステップなどを採用している。
内外装のデザインも特徴となっており、エクステリアにはセンターピラーを取り除いた観音開き式のドアを採用。インテリアには、玄武岩のセンターコンソールや、デジタル加工を施した織物などを取り入れている。4座のシートはいずれもバケットタイプで、シートクッションと背もたれには淡い褐色のレザーを採用。ピラーとルーフはブラックレザー仕上げとなっている。
![]() |
一方、エグザルトは2014年4月の北京ショーで発表されたセダンタイプのコンセプトカーであり、今回のパリサロンに合わせて新しい素材とカラーリングが施されている。
エクステリアでは、「シャークスキン」と呼ばれるリアまわりの処理は踏襲しつつ、北京ショーのものが無垢(むく)の金属と赤のコントラストが特徴だったのに対し、今回のモデルでは全体をグレーのモノトーンでコーディネート。またインテリアについては、北京ショーのものが各所に黒檀(こくたん)を採用していたのに対し、パリサロンのものはビジネス新聞の再生紙で作られた“ニュースペーパーウッド”と呼ばれる素材を用いている。
このほかにも、今回のショーでは圧縮空気を用いたハイブリッドシステム「Hybrid Air」を搭載した「208 Hybrid Air 2リッター デモンストレーター」も出展。2020年の実用化に向けた、同技術の進捗(しんちょく)をアピールする。
(webCG)
関連キーワード:
プジョー,
パリモーターショー2014,
イベント, 自動車ニュース
-
NEW
トライアンフ・トライデント660
2021.1.25画像・写真トライアンフの新型モーターサイクル「トライデント660」が、東京・渋谷の「代官山 蔦屋書店」に展示された。新開発の水冷3気筒エンジンを搭載した、軽快なミドルクラス・ネイキッドモデルの詳細な姿を、写真で紹介する。 -
NEW
月に1度の特別なメールマガジン『月刊webCG通信』 EVは選べる時代! あなたのチョイスは?
2021.1.25From Our StaffwebCG執筆陣によるコラムや月間アクセスランキング、読者アンケートなど、さまざまなコンテンツを通して自動車業界の1カ月を振り返る『月刊webCG通信』。2月号では、ついに“選べる時代”を迎えた電気自動車について、読者の皆さまのご意見を大募集いたします! -
NEW
コロナ禍が売れるクルマを変えた? 自動車市場の2020年を販売データから振り返る
2021.1.25デイリーコラム日本全国が新型コロナウイルス感染症の猛威にさらされた2020年。この年は、自動車市場にとってどのような一年となったのか? 各団体が発表した統計データから振り返るとともに、コロナ禍がもたらした自動車ユーザーの嗜好の変化を考察した。 -
NEW
スバルXVアドバンス(4WD/CVT)【試乗記】
2021.1.25試乗記フルモデルチェンジから3年を経て、再びの改良を受けた「スバルXV」。国内外の有力モデルがひしめくコンパクトSUV市場において、XVだけが持つライバルにはない魅力とは? わが道を行くスバル製クロスオーバーの、唯一無二の個性に触れた。 -
ロータス・エキシージ スポーツ410(前編)
2021.1.24池沢早人師の恋するニューモデル漫画『サーキットの狼』の作者、池沢早人師が今回ステアリングを握るのは「ロータス・エキシージ スポーツ410」。劇中で主人公・風吹裕矢の愛車として活躍した「ロータス・ヨーロッパ」のDNAを受け継ぐ、軽量ミドシップスポーツの走りとは? -
ホンダe(RWD)【試乗記】
2021.1.23試乗記「ホンダe」が素晴らしいのは運転してワクワクできるところだ。航続可能距離の短さがデメリットのようにいわれているけれど、それこそがホンダeの持つ強みだ……と筆者は主張するのだった。