ポルシェ911が“ダウンサイズ”で3リッターに【フランクフルトショー2015】

2015.09.07 自動車ニュース webCG 編集部
「ポルシェ911カレラS」(左)と「911カレラ カブリオレ」(右)。
「ポルシェ911カレラS」(左)と「911カレラ カブリオレ」(右)。 拡大

【フランクフルトショー2015】「ポルシェ911」が“ダウンサイズ”で3リッターに

独ポルシェは2015年9月7日、3リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載する新型「911カレラ/911カレラS」の概要と写真を公開した。本国ドイツでは2015年12月に発売する予定。(911カレラ/911カレラSの詳しい写真はこちら)

「ポルシェ911カレラS」。リアエンジンフードのルーバーの向きが垂直方向に改められる。またリアコンビネーションランプのデザインも変更される。
「ポルシェ911カレラS」。リアエンジンフードのルーバーの向きが垂直方向に改められる。またリアコンビネーションランプのデザインも変更される。 拡大
ポルシェ911カレラ カブリオレ
ポルシェ911カレラ カブリオレ 拡大
新しい3リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンは、「911カレラS」で420psを生み出す。
新しい3リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンは、「911カレラS」で420psを生み出す。 拡大

■パワーは20ps強化、燃費は約12%改善

従来の911シリーズに搭載されていた水平対向6気筒エンジンは、911カレラが3.4リッター、911カレラSが3.8リッターで、ともに自然吸気だったが、今回のマイナーチェンジでいずれも3リッターのツインターボに改められる。

これに伴い、両エンジンとも最高出力が20ps強化され、911カレラが370ps、911カレラSが420psとなる。最大トルクもともに60Nm強化され(順に450Nm=45.9kgm、500Nm=51.0kgm)、どちらのエンジンでも1700rpmから5000rpmの回転域でピークトルクが維持される。同時に、燃費も12%程度改善される。

動力性能は、911カレラの0-100km/h加速が4.2秒で、最高速が295km/h。911カレラSは順に3.9秒と308km/h。

このほか、PASM(電子制御式可変減衰ダンパー)がすべての911カレラシリーズで標準装備となる。また、「911ターボ」や「911 GT3」に先行投入されていた後輪操舵(そうだ)機構が、911カレラSにオプションとして設定される。

(webCG)

→「ポルシェ911カレラ/911カレラS」の詳しい写真はこちら。

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