新型メルセデス・ベンツVクラスが日本上陸
2015.10.10 自動車ニュース![]() |
新型「メルセデス・ベンツVクラス」が日本上陸
メルセデス・ベンツ日本は2015年10月10日、新型「Vクラス」の日本導入を発表し、受注を開始した。発売時期は2016年1月になる見込み。
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■選べるボディーは3タイプ
Vクラスは、3列シートを持つメルセデス・ベンツのミニバン。今回発表されたモデルは3代目にあたるもので、「これまでのVクラスのコンセプトを継承しながら、走行性能から快適性、安全性、質感に至るまで全方位的に進化した」とうたわれる。
新型では、サイズ別に3タイプのボディーが用意される。ベースとなるのは、全長×全幅×全高=4905×1930×1880mmの標準ボディーで、幅と高さはそのままに全長を標準ボディーから245mm延長したロングボディー、同じく475mm延長したエクストラロングボディーもラインナップされる。
ホイールベースは、標準ボディーとロングボディーが3200mmで、エクストラロングボディーが3430mm。いずれも、左右のリアドアはスライド式で、車体後部のバックドアは縦開きになっている。
エクステリアは、彫刻的な“アローシェイプ”のボンネットや、フロントから連なるサイドのキャラクターラインが特徴。インテリアは「上質な素材や間接照明を用いることで高級感を強調した」というもので、高級セダン「Sクラス」を思わせるデザインのインストゥルメントパネルやスイッチ類が採用されている。
シートは3列の7座で、前から順に2人/2人/3人掛けとなる。2列目と3列目のシートは脱着式であるため、例えば、2列目を後ろ向きにして後席の乗員5人が向かい合う状態にしたり、2列目だけを取り外して後席をショーファードリブン仕様にしたり、2列目と3列目の両方を外して荷室を最大化させたりと、用途にあわせたアレンジができる。
荷室の容量は、標準ボディーのモデルが720~4500リッターで、ロングボディーが1030~5000リッター、エクストラロングボディーが1410~5500リッター。バックドアは、リアウィンドウだけを開閉することもできる。キャビン後方の荷室空間を上下に分割して使うための「ラゲッジルームセパレーター」も用意される。
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■クリーンディーゼル限定車
パワーユニットは、2.1リッター直4ディーゼルターボ(最高出力:163ps/3800rpm、最大トルク:38.7kgm/1400-2400rpm)1種類に限られる。
JC08モードの燃費値は、15.3km/リッター。尿素水溶液「アドブルー」とSCR触媒コンバーターを使うことで、排ガス中の有害物質を低減する。
組み合わされるトランスミッションは、「7Gトロニックプラス」と名付けられた7段AT。駆動方式は全車FRとなっている。
足まわりは、フロントがマクファーソンストラット式で、リアがセミトレーリングアーム式。ベーシックモデルを除き、走行状況に応じて設定を変えられる「AGILITY CONTROLサスペンション」が装備される。
運転支援システムや安全装備もセリングポイントのひとつだ。運転中のドライバーに注意力低下を警告する「アテンションアシスト」、横風を受けながらの走行に際して、ブレーキの制御を行うことで直進安定性を保つ「クロスウインドアシスト」、車両周囲の状況を伝える「360度カメラシステム」、自動操舵(そうだ)とブレーキ制御で縦列駐車や車庫入れを支援する「アクティブパーキングアシスト」などが、全車に標準で与えられる。
追突のリスクを低減するレーダー型衝突警告システム「CPA(Collision Prevention Assist)」や、停止までの速度域をサポートするクルーズコントロールシステム「ディストロニック・プラス」、ドアミラーの死角範囲をモニターして危険性を警告する「ブラインドスポットアシスト」なども用意される。
新型Vクラスのラインナップと価格は、以下の通り。
<標準ボディー>
・V220dトレンド:535万円
・V220d:620万円
<ロングボディー>
・V220dアバンギャルド ロング:695万円
<エクストラロングボディー>
・V220dアバンギャルド エクストラロング:730万円
(webCG)
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