東京モーターショー2015

ジャガーが初のSUV、F-PACEを披露【東京モーターショー2015】

2015.10.31 自動車ニュース 大音 安弘
「ジャガーF-PACE」
「ジャガーF-PACE」 拡大

【東京モーターショー2015】ジャガーが初のSUV「F-PACE」を披露

いよいよ開幕した第44回東京モーターショー。ジャガーのプレスカンファレンスでは、英ジャガー・ランドローバーの最高経営責任者(CEO)であるラルフ・スペッツ氏が登壇。同社初のSUVである「F-PACE」を国内初披露した。

プレスカンファレンスでは英ジャガー・ランドローバーのラルフ・スペッツCEOが登壇。
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「F-PACE」の日本での販売は、国内50台限定の「ファーストエディション」から始まる。3リッターV6スーパーチャージドガソリンエンジンを搭載し、価格は1032万円。
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「ジャガーXE」
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新型「ジャガーXF」。国内では2015年9月25日に受注が開始されている。
新型「ジャガーXF」。国内では2015年9月25日に受注が開始されている。 拡大
「Fタイプ Rクーペ AWD」
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■まずは国内50台限定の「F-PACEファーストエディション」から

ジャガーの創業80周年という記念すべき年に誕生したF-PACEは、おととしのフランクフルトモーターショーで発表されたコンセプトSUVの「C-X17」を具現したもの。5人が快適に過ごせる室内空間と、650リッターものラゲッジルームによる高い実用性を備えるだけでなく、さらにピュアスポーツカー「Fタイプ」由来のテクノロジーと力強いスタイリングを取り入れることで、全く新しいスポーツSUVに仕上げられている。

ボディーの骨格には、その約80%がアルミニウム製となる軽量モノコックが採用されており、俊敏性の向上や高い効率に貢献している。また、トルクオンデマンド式のAWDシステムに加え、「トルク・ベクタリング・バイ・ブレーキング(TVbB)」や「アダプティブ・サーフェス・レスポンス(ASR)」などの走行機能を搭載することで、天候に左右されない安定した走りが楽しめるという。

コックピットには、ジャガー・ランドローバーが独自に開発を行ったインフォテインメントシステム「InControl Touch Pro」を装着する。このシステムは、10.2インチの静電タッチスクリーンを使い、直感的な操作が可能なもの。60GBもの大容量SSDナビゲーションシステムも組み込まれる。またセグメント初となるウエアラブル技術を活用したリストバンド型アクティビティーキーを採用するなど、積極的に最新技術を導入している点がアピールされた。

日本市場では、2015年11月2日に最上級グレード「S」をベースとした特別仕様車「ファーストエディション」の受注を開始する予定で、世界限定2000台のうち50台が導入される。このモデルには、380psを発生する3リッターのV6スーパーチャージドエンジンが8段ATと組み合わせて搭載され、0-100km/h加速は約5.5秒を誇る。さらに専用のディテールや数々のアイテムが加えられているのが特徴。価格は1032万円と発表された。今後は、革新的な「インジニウム」エンジン搭載車など、幅広いラインナップが展開される予定。

このほかジャガーブースでは、今年デビューしたコンパクトセダン「XE」や、フルモデルチェンジを果たしたばかりのミディアムセダン「XF」、Fタイプの4WD仕様「Fタイプ Rクーペ AWD」が展示されている。

(文=大音安弘/写真=大音安弘、webCG)

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