ポルシェジャパン、新型911カレラを発表
2016.02.23 自動車ニュース![]() |
ポルシェジャパン、新型「911カレラ」を発表
ポルシェジャパンは2016年2月23日、3リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載する新型「911カレラ」シリーズを発表した。車両価格は1244万~1813万円。
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■20psパワーアップし、燃費も約12%改善
従来の911シリーズに搭載されていた水平対向6気筒エンジンは「911カレラ」が3.4リッター、「911カレラS」が3.8リッターの、ともに自然吸気だった。それが今回のマイナーチェンジでいずれも3リッターのツインターボに改められた。
これに伴い、両エンジンとも最高出力が20ps、最大トルクが60Nmずつ強化され、911カレラが370psおよび450Nm(45.9kgm)、911カレラSが420psおよび500Nm(51.0kgm)に達した。同時に燃費もモデルによっては約12%改善された。動力性能は911カレラが0-100km/h:4.2秒(PDK仕様、スポーツクロノパッケージ装着車)で最高速が295km/h、911カレラSは順に3.9秒(同)と306km/h。
また、新型は装備内容も充実した。電子制御式可変減衰ダンパーのPASMや、オンラインナビゲーションとボイスコントロール機能を持つPCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステム)が911カレラシリーズ全モデルで標準装備とされたほか、オプションとして新しいモード切り替えスイッチを備えたスポーツクロノパッケージや、アクティブリアアクスルステア(後輪ステア機構。911カレラS向け)などが設定された。
ポルシェジャパンは2015年、前年比25%アップの6690台を登録した。これは過去最高の数字となる。同社の七五三木敏幸(しめぎ としゆき)代表取締役社長は「主力モデルの911が新たに生まれ変わったことで、さらなる販売台数の増加を見込んではいる。しかし、いたずらに販売規模の拡大を目指すのではなく、正規販売ネットワークの力を底上げして顧客の満足度を高めていくなど、今後の飛躍に向けた土台作りに重点を置いていきたい」と語った。
新型911カレラシリーズの車両価格は以下のとおり。
・911カレラ(7MT):1244万円
・911カレラ(7AT):1309万1000円
・911カレラ カブリオレ(7AT):1510万円
・911カレラS(7MT):1519万1000円
・911カレラS(7AT):1584万1000円
・911カレラSカブリオレ(7AT):1813万円
(webCG)