3代目となる新型MINIコンバーチブルが登場

2016.03.02 自動車ニュース webCG 編集部
「MINIクーパー コンバーチブル」(手前)と「クーパーS コンバーチブル」(奥)。
「MINIクーパー コンバーチブル」(手前)と「クーパーS コンバーチブル」(奥)。 拡大

3代目となる新型「MINIコンバーチブル」が登場

BMWジャパンは2016年3月2日、新型「MINIコンバーチブル」を発売した。

BMWジャパンのMINIディビジョン本部長 フランソワ・ロカ氏。
BMWジャパンのMINIディビジョン本部長 フランソワ・ロカ氏。 拡大
「クーパー コンバーチブル」のリアビュー。
「クーパー コンバーチブル」のリアビュー。 拡大
展示車両の内外装には「MINI Yoursデザイン・プログラム」の装飾パネルや装備が装着されていた。
展示車両の内外装には「MINI Yoursデザイン・プログラム」の装飾パネルや装備が装着されていた。 拡大
「MINIコンバーチブル」専用に用意された、「レザー・チェスター モルト・ブラウン」のシート表皮。
「MINIコンバーチブル」専用に用意された、「レザー・チェスター モルト・ブラウン」のシート表皮。 拡大
“ユニオンジャック”のデザインがヘリンボーン柄で織り込まれたソフトトップ。
“ユニオンジャック”のデザインがヘリンボーン柄で織り込まれたソフトトップ。 拡大
ソフトトップには「スライディング・ルーフ機能」が備わっている。
ソフトトップには「スライディング・ルーフ機能」が備わっている。 拡大
トランクルームにはルーフを閉じた状態で215リッターの容量が確保されている。
トランクルームにはルーフを閉じた状態で215リッターの容量が確保されている。 拡大
「MINIクーパーS コンバーチブル」
「MINIクーパーS コンバーチブル」 拡大

■ラインナップは3種類、価格は342万~483万円

MINIコンバーチブルは、MINIの3ドアハッチバック車をベースとした4座のオープンモデルであり、2004年に初代が、2009年に2代目が登場。今回の新型は3代目のモデルにあたり、2015年の東京モーターショーで世界初公開された。

日本仕様のグレードは3種類で、1.5リッター直3ターボを搭載した「クーパー コンバーチブル」、2リッター直4ターボを搭載した「クーパーS コンバーチブル」に加え、最高出力231ps、最大トルク32.6kgm(ともに欧州仕様の数値)を発生する高出力エンジンを搭載した「ジョンクーパーワークス コンバーチブル」もラインナップ。トランスミッションはいずれも6段ATのみの設定で、MT仕様は用意されていない。

価格は以下の通り。
・クーパー コンバーチブル:342万円
・クーパーS コンバーチブル:397万円
・ジョンクーパーワークス コンバーチブル:483万円

納車については、クーパーとクーパーSは2016年3月末から、ジョンクーパーワークスは同年5月末からを予定している。

■従来モデルの魅力を踏襲しつつ、実用性と快適性を強化

ルーフについては初代、2代目と同じく電動開閉式のソフトトップを採用。ボディーの後端に“じゃばら状”に折りたたむ収納方式や、前端から40cmまでの部分をサンルーフのように開閉できる「スライディング・ルーフ機能」の採用についても、従来モデルの内容を引き継いでいる。開閉に要する時間は両方向ともそれぞれ18秒で、車速が30km/h以下であれば走行中でも操作が可能。オプションで、クローズドトップモデルで人気の高い“ユニオンジャック”をヘリンボーン柄で織り込んだソフトトップも用意されている。

一方、インテリアでは特にリアシートの居住性を従来モデルから改善。後席乗員の肩まわりでの室内幅を約30mm、足元スペースの縦方向の長さを40mm拡大し、快適性を高めている。また、トランクルームについてはルーフがクローズした状態で215リッター、オープンの状態で160リッターと、従来モデルより容量を25%拡大。スルーローディングシステム(後席の分割可倒機構)の開口部も広げているほか、下開きのテールゲートに加え、トランクルームの上部を開くことで大きな荷物の積載を容易にする「イージーローディング機能」も採用している。

■上質なコーディネートを実現するオプションプログラムも

デザインや装備の違いによる他のモデルとの差別化も図っており、ボディーカラーにはコンバーチブル専用色の「カリビアン・アクア」を設定。「レザー・チェスター モルト・ブラウン」のシート表皮も、同車専用のオプションとなっている。またオープン走行時の快適性を高めるために、空調にはオープンモード付き2ゾーンオートエアコンを採用。ボタン操作で車外からルーフの開閉を操作できるリモコンキーや、オープン状態でドライブした累積時間を表示する「オールウェイズ・オープン・タイマー」も、コンバーチブル専用のユニークな機能だ。

また有償オプションに関しては、新しい試みとして「MINI Yoursデザイン・プログラム」を導入。このプログラムでは、厳選された素材やディテールにこだわったデザインなどによって、内外装をより上質なものに仕上げることが可能で、先述のユニオンジャックがデザインされたソフトトップをはじめ、エンブレムの意匠がエンボス加工で施されたレザーシート、カフリンクスを連想させる装飾バッジ、本物の素材を用いた「ファイバー・アロイ」(アルミ)や「ダーク・コットンウッド」(木目)のダッシュボード、専用レザーのスポーツステアリングホイール、クロノグラフをイメージしたツートンカラーのアロイホイールなどが用意されている。

このMINI Yoursデザイン・プログラムは、今回のコンバーチブルを皮切りに、各モデルに順次導入される予定。

(webCG)
 

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