ホンダ、新「Nシリーズ」を展開
2011.11.10 国産車■ホンダ、新「Nシリーズ」を展開
本田技研工業は、2011年11月30日のプレスデイで幕を開ける第42回東京モーターショーに、“のりものの原点回帰”を図った軽乗用車「Nコンセプト」と「N BOX」を出展する。
1967年に誕生したホンダ初の量産乗用車が、軽の「N360」だった。「速い、広い、安い」と三拍子そろった、それまでの軽の常識を打ち破る革命児だった「N360」は、発売後間もなく爆発的なヒットを記録して軽のベストセラーの座を奪取。ホンダは軽市場における最後発ながら、一躍リーディングブランドとなったのだった。
それから44年、ホンダが日本人の生活のため、そして未来のために、もう一度ゼロから提案した軽自動車が「Nコンセプト」である。かつて「N360」の「N」は「のりもの」を意味すると言われていたが、「Nコンセプト」の「N」には原点を継承する思いとともに、New、Next、Nippon、そしてNorimonoという意味が込められている。すなわち「Nコンセプト」は、日本の新しいのりものを作るという志であり、目指したのは“Japan Best Small”である。開発にあたっては、かつてN360がキャビンから設計されたように、新しいプラットフォームによる新たな空間を創造し、N360がそうだったように軽の新たな世界を切り開いていくという。
軽の概念を超える広さ、便利さ、経済性を兼ね備えたスモールミニバンが「N BOX」である。軽という固定概念を取り払い、ファーストカーとしての理想像を描くことから始まった開発のテーマは「ゆとりの創造」。「N360」以来、ホンダのクルマ作りの一貫した思想であるM・M(マンマキシマム・メカミニマム)に沿った、限られたサイズに最大限のスペースを確保する「空間のゆとり」、そして運転のしやすさや経済性といった「行動のゆとり」を徹底して追求。さらに安心と安全を追求することで「心のゆとり」の創造を目指したという。
これらすべてを限られたサイズで実現するために、衝突安全性に配慮した“新骨格”エンジンとセンタータンクレイアウトを核とする、革新のプラットフォームを新開発。その土台に、これまでマルチワゴンやミニバンづくりで磨き上げたノウハウと最新技術を惜しみなく投入。ホンダのミニバンの魅力を軽サイズに凝縮した、Nシリーズの第1弾が「N BOX」である。
(文=沼田亨)
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