ダーク&スポーティーなロールス・ロイス「ブラックバッジ」上陸
2016.05.25 自動車ニュース![]() |
ロールス・ロイス・モーター・カーズは2016年5月25日、「ロールス・ロイス・ゴースト」と「ロールス・ロイス・レイス」の特別仕様車「ブラックバッジ」の予約受け付けを開始するとともに、東京都内でレイス ブラックバッジの実車を披露した。
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■いままでなかった「ダークなロールス」
ゴースト ブラックバッジとレイス ブラックバッジは、ロールス・ロイスの4ドアサルーン「ゴースト」と、その2ドアクーペ版である「レイス」がベース。黒を基調としたドレスアップやスポーティーなチューニングを施したカスタマイズモデルで、「ロールス・ロイスブランドに潜むダークな側面(Alter ego:もうひとつの顔)を強調した」とされる。
同社によれば、ロールス・ロイス全モデルをあわせたオーナーの平均年齢は、ここ3~4年のうちに50代から40代半ばへと変化しており、今回のブラックバッジのユーザーも“若き成功者”が想定されている。ブラックバッジが設定されるのは、現時点では前述の2車種のみ。「ファントム」や「ドーン」といった他モデルへの展開は予定されていないという。
一番の特徴は、「ブラックバッジ ブラック」と呼ばれるボディーカラー。ペイントとラッカーを何層にも重ねて磨き上げることで実現した、「量産車としては前例のない“深み”と“黒色度”、“色彩強度”を持つブラック塗装」とうたわれる。
ボンネットマスコットのスピリット・オブ・エクスタシーを高光沢の黒で塗装したのは、ロールス・ロイス初の試み。ボディーの四方に配されるダブルRバッジは、標準車の「クロム地にブラックロゴ」から「ブラック地にクロムロゴ」へと反転しており、エアインテークやトランクリッドのアクセント、エキゾーストパイプなどのカラーもダーク調に変更されている。
インテリアカラーは、ゴースト ブラックバッジは「テイラードパープル」を、レイス ブラックバッジでは「コバルトブルー」を採用。ルーフの内張りは、星空のように無数の光を放つ「スターライトヘッドライナー」で飾られる。アルミニウム合金製糸の織物とカーボンファイバーからなるコンポジット材のパネル類も、ラグジュアリーさを演出するアイテム。ロールス・ロイスの関係者も「こうしたディテールは、特に日本市場では支持されるはず」と、その仕上がりに自信を見せる。
メカニズムにも手が加えられており、ゴースト ブラックバッジは、最高出力570ps、最大トルク79.5kgmの標準車(2017年モデル)から、さらに40psと5.1kgmアップ。レイス ブラックバッジは最高出力据え置きのまま、最大トルクが6.1kgm増しとなる。ステアリングについても、よりダイレクト感と手応えのある味付けに変更。エアサスペンションはよりスポーティーなセッティングになっている。新しいドライブシャフトや8段ATと相まって、従来モデルよりもドライバー重視なクルマに仕上がっているという。
価格は未定。ベースモデル(ゴースト:3205万円、レイス:3383万円)との価格差は、およそ500万円になる見込みだ。
日本市場へのデリバリー開始時期は、2016年の第4四半期が予定されている。
(webCG 関)
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