【デトロイトショー2017】スバル、2018年型「WRX/WRX STI」を発表

2017.01.06 自動車ニュース webCG 編集部
 
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富士重工業は2017年1月6日、北米国際自動車ショー(通称デトロイトショー/開催期間:2017年1月8日~22日)で、2018年型「スバルWRX/WRX STI」の米国仕様を公開すると発表した。

「スバルWRX STI」(米国仕様)
「スバルWRX STI」(米国仕様)拡大
「スバルWRX」(米国仕様)
「スバルWRX」(米国仕様)拡大

フロントフェイスを刷新

2018年モデルでは、新デザインのLEDヘッドランプやフロントグリル、大型化したフロントバンパーグリルを採用し、フロントフェイスを刷新。そのほか、走行性能、安全性能、実用性にも手が入れられ、全方位的なブラッシュアップが行われた。

デザインでは、新たなフロントフェイス以外にも、WRXには18インチ、WRX STIには19インチの、新開発のアルミホイールを採用。インテリアでは、ドアスイッチパネルにブラック調パーツをあしらうことで質感の向上が図られているほか、フロントドアガラスの板厚を増すことで、室内の振動・騒音対策を強化。また、WRX STIにはレッドカラーのシートベルトも用意される。さらにオプションでレカロ製のフロント電動パワーシートを選ぶこともできる。

シャシーについては、サスペンション設定の最適化が行われ、操縦安定性や乗り心地の向上が図られた。WRXでは、電動パワーステアリングの制御が見直され、操舵フィーリングが向上。また、電動パワステのモーターとECUを一体構造とすることで軽量化も実現したとされる。ブレーキも強化されており、WRX STIには、イエローキャリパーの新型ブレンボ製ブレーキを採用。モノブロック構造のフロント6ピストン/リア2ピストンの対向キャリパーに、ドリルドローターが組み合わされる。WRXには、レッドカラーのブレーキキャリパーとユーリッド製のブレーキパッドがオプションで用意される。

駆動系にも改良が施され、WRXの6段MTにはシンクロ機構の見直しと、シフトレバーのフリクションの低減が実施され、シフトフィーリングの向上が図られた。また、WRX STIには電子制御マルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)を搭載。従来の電子制御と機械制御の組み合わせから、電子制御に一本化し、最適化が図られた。これにより回頭性が向上し、ハンドリングが改善されたという。

安全装備では、ステアリング操作に合わせてヘッドランプの光軸を左右に動かすステアリング連動LEDヘッドランプを採用。また、WRXにはブレーキペダルから足を離しても停止状態を維持するオートビークルホールドをスバル車として初めて搭載したほか、フロントガラスにアイサイトの状態を映し出すアイサイトアシストモニターも備わる。

(webCG)
 

 

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