2017年3月号:WRCで活躍中のトヨタに物申す!

2000.03.01 From Our Staff webCG 編集部
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自動車業界をにぎわせたこのひと月の出来事を、さまざまな視点から振り返るメールマガジン『月刊webCG通信』。

今回は、トヨタが活躍を見せる世界ラリー選手権(WRC)について、ラリードライバー/モータージャーナリストの三好秀昌さんが物申す! 浜松発の小さなクルマが巻き起こした、アクセスランキングの大旋風にもご注目ください。

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■Specialコラム
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18年ぶりにWRCに復帰するや、わずか2戦目にして表彰台の頂点に立ってしまったトヨタ。2017年シーズンの今後の展開は? 日本にラリー競技を定着させるためにはどうすればいいのか? 世界各国のラリーで活躍してきたラリードライバー/モータージャーナリストの三好秀昌さんにうかがいました。

◆もっと日本人の顔が見えるチームにすべし!◆

勝つに越したことはないが拍子抜けするほど早く、トヨタがWRCで優勝した。運も実力のうちとは言うが、フォルクスワーゲンが撤退しただけじゃなく、そこから勝ち方を知っているドライバー、ヤリ-マティ・ラトバラを招聘(しょうへい)できたのが大きかったと思う。
もちろん運だけでないのはステージタイムが物語っている。大方の予想だったトップ6を上回り、すでにトップ3の位置にいる仕上がりの良さだ。だから上位に変動があれば優勝も転がり込んでくる。

この優勝の裏には、WRC復帰が見えないうちから地道にラリーマシンの基礎研究をしてきた、ドイツにあるTMGの地道な努力があり、それが実を結んだともいえる。
この流れなら、ガチのグラベルやターマックラリーが控える今後は色んなことが起きるだろうが、安定した成績は望めそうである。

トヨタのラリー復帰はやはり影響力が大きく、雑誌やTVでも取り上げられている。ただ認知度の向上やラリーファンの増加にはまだ結びついてはいない。以前のWRCプチブームの時(1995年~)は三菱とスバルがけん引役。トヨタ人気は一歩引いた形だった。小さなメーカーが世界選手権に挑み、勝つという爽快感があった。

ではトヨタはどうすればいいのだろう? 個人的にはもっともっと日本色の強いチームで戦ってもらいたい。メカニックの3分の1ぐらいは日本人にしてサービスポイントでは日本語と英語が飛び交う。年に何戦かは「モリゾウ」さんがツナギを着てマシンの窓拭きをしつつ号令をかける! そんな光景をぜひ見てみたい。
そして満を持して日本人ドライバーの投入! 日の丸たなびく優勝。その目標のために今、ヒロキ(新井大輝)とタカモト(勝田貴元)がフィンランドで修行をしている。本人たちもわかっているはずだ。自分たちが背負っている重責を!

かつてWRCという黒船はヨーロッパから日本にやってきて、またヨーロッパに帰って行ってしまった。そして再びのトヨタの参戦によって、今度こそ日本にWRCという文化が根付くのか? 定着するのか? ブームというのは一過性を伴う。
だからこそ今度こそ「ラリー」というものをヨーロッパのように「いつもそこにある」スポーツとして認知してもらえれば素晴らしい。それでこそ応援しがいがあるというものだ。

(ラリードライバー/自動車ジャーナリスト 三好秀昌)

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■今月の“私的”ビッグニュース
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さまざまなメディアで活躍するジャーナリストやライターに、このひと月で最も印象的だった出来事を紹介してもらうこのコーナー。今回は、新車発表会やクラシックカーイベントなど、さまざまなジャンルの取材で活躍する内田俊一さんに話を聞きました。

◆ボルボのキーケースに込めた思い◆

皆さんはクルマが納車されたとき、キーをどのように受け取ったか覚えておいでだろうか。今回はこのキーの渡され方をお話ししたい。

「ボルボS90/V90」発表のために来日したボルボデザイン部門のバイスプレジデント、ジョナサン・ディズリーさんのインタビューは興味深かった。その内容はスカンジナビアンデザインや、なぜカーデザイナーになったのかまで多岐にわたったが、そこで一つ語られたのは、プレミアムブランドになるための、いわゆる“おもてなし”だった。

例えば高級時計を購入したとしよう。その時はきっと化粧ケースに入って、その中には欲しかった時計がそっとディスプレイされているはずだ。ではなぜクルマの時はキーをポンと手渡されるのかジョナサンは疑問だった。そこでジョナサンはボルボのキーを黒のケースに収め、納車の時に手渡す提案をした。実は10年以上前から温めていたアイデアだったという。それがいま実現した。90シリーズを購入するとケースが手渡される。そこには2つのキーが美しく収められているのだ。

欲しくて手に入れたクルマ。その納車の時にこのケースが手渡されたうれしさはいかほどのものか。女性がケースを開けながら結婚指輪を手渡される気持ちが少しわかったような気がした。

(自動車ライター 内田俊一)

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■webCG月間アクセスランキング(2016/1/26-2017/2/28)
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●ニュース●----------------------------------------------------------

◆1位◆
マツダE&T、「ボンゴフレンディ」似の「CX-5」キャンパーを展示 (2017.02.03)
http://www.webcg.net/articles/-/35879?cid=mail_m_170301
マツダのエンジニアリング子会社であるマツダE&Tは、幕張メッセで2017年2月5日まで開催されているジャパンキャンピングカーショー2017で、車両の屋根上に宿泊スペースを持つ「CX-5ポップ・アップ・ルーフ・コンセプト」を展示している。

[2位]
スバル、2018年型の「レガシィ」をシカゴで公開 (2017.02.03)
http://www.webcg.net/articles/-/35877?cid=mail_m_170301

[3位]
アウディが「Q2」や新型「Q5」「A5」の年内導入を発表 (2017.01.26)
http://www.webcg.net/articles/-/35848?cid=mail_m_170301

[4位]
新型「スズキ・ワゴンR」 3種類のデザインで登場 (2017.01.10)
http://www.webcg.net/articles/-/35868?cid=mail_m_170301

[5位]
「メルセデス・ベンツCクラス」に直4+4WDの新グレードが登場 (2017.02.02)
http://www.webcg.net/articles/-/35871?cid=mail_m_170301

[6位]
アルファ・ロメオ、各モデルに新ブランドロゴを採用 (2017.01.23)
http://www.webcg.net/articles/-/35899?cid=mail_m_170301

[7位]
アウディ、マイナーチェンジした「A3」を発売 (2017.01.26)
http://www.webcg.net/articles/-/35842?cid=mail_m_170301

[8位]
「ルノー・ルーテシア」に0.9リッターターボ+5段MTの限定車登場 (2017.02.01)
http://www.webcg.net/articles/-/35853?cid=mail_m_170301

[9位]
【ジュネーブショー2017】レクサス、新型「LS」のハイブリッドモデルを出展 (2017.02.14)
http://www.webcg.net/articles/-/35923?cid=mail_m_170301

[10位]
【ジュネーブショー2017】
オープンでV12、メルセデスから究極の「Gクラス」登場 (2017.02.13)
http://www.webcg.net/articles/-/35921?cid=mail_m_170301

●試乗記●------------------------------------------------------------

◆1位◆
スズキ・スイフト ハイブリッドRS(FF/CVT)/スイフトRSt(FF/6AT)【レビュー】(2017.01.30)
http://www.webcg.net/articles/-/35854?cid=mail_m_170301
スズキの世界戦略を担うBセグメントのコンパクトカー「スイフト」が、新型にフルモデルチェンジ。欧州仕込みの足まわりを持つ「RS」系の2グレードには、今このクラスに求められるクルマの要素がそろっていた。

[2位]
トヨタC-HR G(FF/CVT)/C-HR S(FF/CVT)/C-HR G-T(4WD/CVT)/C-HR S-T(4WD/CVT)【試乗記】(2017.01.27)
http://www.webcg.net/articles/-/35823?cid=mail_m_170301

[3位]
スズキ・スイフト ハイブリッドRS(FF/CVT)/スイフトRSt(FF/6AT)【試乗記】(2017.02.07)
http://www.webcg.net/articles/-/35881?cid=mail_m_170301

[4位]
マツダ・ロードスターRF RS(FR/6MT)【試乗記】(2017.02.02)
http://www.webcg.net/articles/-/35860?cid=mail_m_170301

[5位]
日産ノートe-POWER X モード・プレミア(FF)【試乗記】(2017.02.04)
http://www.webcg.net/articles/-/35858?cid=mail_m_170301

[6位]
トヨタC-HR G-T(4WD/CVT)【試乗記】(2017.02.21)
http://www.webcg.net/articles/-/35938?cid=mail_m_170301

[7位]
フォルクスワーゲン・ティグアン TSI Rライン(FF/6AT)【試乗記】(2017.02.11)
http://www.webcg.net/articles/-/35900?cid=mail_m_170301

[8位]
ルノー・ルーテシア インテンス(FF/6AT)【試乗記】(2017.02.09)
http://www.webcg.net/articles/-/35884?cid=mail_m_170301

[9位]
ホンダ・フリード ハイブリッドEX/
トヨタ・シエンタ ハイブリッドG 6人乗り【試乗記】(2017.02.06)
http://www.webcg.net/articles/-/35857?cid=mail_m_170301

[10位]
BMW 120iスタイル(FR/8AT)【試乗記】(2017.01.28)
http://www.webcg.net/articles/-/35817?cid=mail_m_170301

◆◆寸評◆◆----------------------------------------------------------

……いったい、誰がこの結果を予想できたでしょう? ニュースのアクセスランキング、堂々の1位は、「マツダCX-5」をベースとしたキャンピングカーの記事でした。いやはや。個人的に、2016年11月の集計で「トヨタ・マークX」がトップに輝いたとき以来の衝撃です。2017年はまだ始まったばかりですが、今年の「意外なアクセスランキング・オブ・ザ・イヤー」は今月で間違いないでしょう。

一方、試乗記のアクセスランキングでは「スズキ・スイフト」のレビューが1位を獲得。先月の集計において、公開からわずか1日で他の試乗記を蹴散らして、8位に食い込んでみせた記事です。その勢いは、新型「フォルクスワーゲン・ティグアン」や「トヨタC-HR」といった他の注目モデルでも止めることはできませんでした。しかも、スイフト関連では3位にも佐野弘宗さんの試乗記がランクイン。今月のランキングは、スズキのグローバルコンパクトの注目度を見せ付けられる結果となりました。

来月はどんなクルマの記事がランキングに入るのか。せひご注目ください。

(webCG ほった)

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■読者アンケートの広場
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2017年2月15日、トヨタ自動車が「現時点で最も社会の省エネルギーにつながるクルマ」と胸を張る、新型「プリウスPHV」が発売されました。

そこで、いま流通しているエコカーのうち今後主流になりうるのはどのタイプの車種だと思うか、クルマ好きの皆さんにアンケート投票でうかがいました。

選択肢は、以下の6つ。

(1)プラグインハイブリッド車
(2)ハイブリッド車
(3)クリーンディーゼル車
(4)ダウンサイジングターボ車
(5)電気自動車
(6)燃料電池車

その結果は……?

投票数が最も少なかったものから順に見ていきましょう。


◆◆5位:クリーンディーゼル車◆◆

輸入車、国産車を問わずじわじわと普及が進むクリーンディーゼル車ですが、今回のアンケートではいまひとつの結果に。得票率は7.1%でした。

 <投票者の声>
●クルマを作る過程で余計なエネルギーを消費しないので。ダウンサイジングターボ車も同様だが、より多段のステップATが必要。ほかのエコカーは電池頼み。燃料電池車は論外。そもそも(触媒に使われる)白金の埋蔵量からして無理だと思う。

webCG読者の方から寄せられたコメントを拝読する限り、現実的な選択としては十分認識されているようです。そして、上記の例で“電池頼み”と指摘されたハイブリッド車も、同率の5位(得票率7.1%)にとどまりました。


◆◆5位:ハイブリッド車◆◆

まずは、投票された皆さんの意見を見てみましょう。

 <投票者の声>
●電池コストが安くなっているのが、ハイブリッド車がこれからのエコカーのスタンダードになると考える理由のひとつです。ディーゼルハイブリッドが乗用車に搭載されたら、歩行者が気づきやすいクルマになるのではと確信しております。
●電気自動車やプラグインハイブリッド車は、集合住宅では難しいので。
●既存のガソリンスタンド以外の設備を必要とするようなシステムが主流になるとは、どうしても考えられない。かといって、現状からは、日本でクリーンディーゼルやダウンサイジングターボがメジャーになるとも思えない。
●ハイブリッド車は熟成に入ってきていると思う。今後、いろいろなメーカーが、ハイブリッドと電気自動車のいいとこ取りをどう進めるかに力を入れると思います。

ひと口に「ハイブリッド」と言っても、ベースとなる内燃機関は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどさまざま。とかくモーターの存在に目がいくハイブリッド車ですが、既存のインフラに頼れる点は、今後主流になると考えられる大きな根拠なのですね。


◆◆4位:燃料電池車◆◆

国内ではメジャーなエコカーであるハイブリッド車よりも支持を集めたのが、水素を燃料に電気を作り出して走る燃料電池車。皆さんは、どんなところに将来性を見いだしたのでしょうか?

 <投票者の声>
●もう私は50歳になるが、高校生の頃から燃料電池は可能性があるといわれてきた。そろそろ実現してもいいのじゃないかと思っていた。
●究極は燃料電池車、電気自動車ではないでしょうか。その技術進化の途上にあるのがハイブリッド車なのだろうと考えます。
●まだまだ時間がかかりますが、燃料電池が今後のメインです。

寄せられたコメントからは、「夢」「期待」といったイメージが伝わってきます。行政からは、住宅や公共施設などにも燃料電池を使った“水素社会”実現に向けての方策も聞かれる昨今、燃料電池車が主流になる世の中も、想像できないわけではありません。なお、得票率は9.4%でした。


◆◆3位:ダウンサイジングターボ車◆◆

得票率11.8%で3位に入ったのは、ダウンサイジングターボ車。6つの選択肢の中では、最も従来イメージのクルマといえるでしょう。それが、今後主流になると思う根拠はどこにあるのか、皆さんの意見を聞いてみましょう。

 <投票者の声>
●「スズキ・スイフト」のような、新しい車体での車両重量の軽さの実現とエンジンの見直しの両方を実施したのがエコカーではないでしょうか。設計、製造から発生する総合の熱量を比べて、本当のエコカーを選んでください
●(バッテリーを使うエコカーは)バッテリーの処理をこの先どうするのか示されてないから。
●ガソリンエンジンにはまだ開発の余地が残っていると思うので。
●プラグインハイブリッドや電気自動車が話題にはなっていますが、近い将来において、あくまでも主流になる(最も多く販売される)のは、やはり従来型のガソリンエンジン車だと思うので、ダウンサイジングターボを選びました。
ハイブリッドが効率が良いのはわかっていますが、システムが複雑で高コストになるのは避けられないと思います(年数が経過した時、低コストで修理できるのかも気になります)。電気自動車はバッテリーの容量アップが普及のキーポイントになると思いますが、徐々に改良されてはいくものの、短期間では大きな進歩はないのではないかと考えます。また、ハイブリッドにしても電気自動車にしても、バッテリーは数年で劣化するはずなので、クルマを長く使うという観点でも、バッテリーの廃棄処理の問題においても、トータルで考えて本当に“エコカー”といえるのかどうか、大きな疑問であると考えます。
●ハイブリッド車は電池で重くなる。ディーゼルはエンジン自体が重く、排ガスの後処理装置などでお金がかかる。よって日本においてはダウンサイジングターボが主流になるのでは。

モーターやバッテリーなどの補器類がもたらすエコに対して、懐疑的なコメントが多いようです。かつて「ターボ車はハイパワーだが燃費が悪い」が常識だった時代もありました。それが、これほどまでにエネルギー効率を高めるものとして支持されるようになるとは、わからないものです。


◆◆2位:プラグインハイブリッド車◆◆

 <投票者の声>
●日本国内では燃費が最重視されますので、プラグインハイブリッド車でしょう。ただし、世界的にはクリーンディーゼルまたはガソリンのダウンサイジングターボ車がしばらくは主流ではないかと思っております。個人的には、ガソリンのダウンサイジングターボが一番好き!
●インフラや航続距離を判断して。エンジン側はディーゼルかダウンサイジングターボとの組み合わせになるかと。
●2050年までは、内燃機関が大勢を占めていると考える。部品点数が少ないEVが将来的にメジャーになる可能性が高いと思いますが、その場合には、日本の自動車産業の衰退が心配です。
●新しい電池が開発されない限り、電気自動車はないと思う。燃料電池もコストが高い。
●「自分で発電しながら、走れる電気自動車」であり、災害時に電気を供給できるので便利。ガソリン車と電気自動車とに使い分けが可能だし、夜間に帰宅した際には家人にも気づかれることなく車庫入れができて超~快適だから。
●まだ純EVは距離に不安があるので、順番でいうならプラグインかと。

今回デビューしたプリウスPHVが属するプラグインハイブリッド車は、2番手。
約3割(29.4%)の方が投票しました。

「あれ?」と思ったのは、「ほかのエコカーも有望だと思うけれど……」という、迷いが感じられるコメントが目立ったこと。特に、EVを重視しつつも、走行距離をはじめとするそのマイナス点を理由に、プラグインハイブリッドを推すという意見が見られました。

そしてそのEVが、今回の投票では第1位。


◆◆1位:電気自動車◆◆

 <投票者の声>
●近い将来、「内燃機関搭載のクルマは走れなくなる規制」が世界標準になると思うため。
●電池問題さえ解決すれば、電気が一番クルマに向いている気がする。
●今後インフラの整備と充電技術の進歩により、一般的なユーザーの多数を占める「短距離走行しかしないクルマ」は、ほとんど電気自動車で済むのではないかと思うから。
●やっぱり、ハイブリッドは過渡期のクルマでしょう。燃料電池は高すぎるしね。
●「今後」がどのくらい先のことなのかわからないが、化石燃料は無限にあるわけではないので、やがてはすべて電気自動車になると思う。
●シンプルである点を支持する。バッテリーのさらなる向上で一気に主流に。
●これからの10年~20年は化石燃料を使用した効率のいいクルマがまだまだ活躍すると思う。電気は今後さまざまなものから効率良く生み出す技術が発達、電池も現在と比較にならないような性能のものができる可能性がある。将来性があるのは電気だと考えられる。燃料電池は、水素を使用する点で効率に問題があるのでは?

内燃機関を持たず、バッテリーとモーターだけで走る純粋なEVが、最も多くの人が思い描く「今後のエコカーの主流」に選ばれました。得票率は35.2%。

実際その通りになるかどうかは、バッテリーをはじめとする技術革新に負うところも大きいようです。しかし、科学技術には、人や社会が強く望んだ際にはそれだけ加速的に実現に向かうという面があります。

EV全盛の世の中は、想像よりも早く訪れるのか? 実際、その光景を目にすることはできるのか? 期待と不安を胸に、待とうではありませんか。

(webCG 関)

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■編集後記
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2016年3月のニューヨークショーで発表され、同年6月に日本でお披露目された「プリウスPHV」。リリースが延びに延びていた同車がようやく、この2月15日に発売されました。

一方で、「かわいい、かわいい」とギョーカイの一部から熱視線を集めていたコミュニケーションロボット「KIROBO mini(キロボ ミニ)」は、同門のプリウスPHVにならうように発売を延期。この2月は、新しい取り組みに付きまとう困難を思わずにはいられないひと月となりました。

そういえば、某重工の国産旅客機も5度目の納入予定延期だとか。さすがにここまで来ると、応援するのも疲れてしまいますね……。

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