マクラーレン、「720S」をジャパンプレミア

2017.03.08 自動車ニュース
「マクラーレン720S」
「マクラーレン720S」拡大

マクラーレン・オートモーティブは2017年3月8日、東京・港区のマクラーレン東京ショールームにて、第2世代のマクラーレン・スーパーシリーズの「720S」の発表を行った。

グリーンハウスを前進させたキャブフォワードデザインが強調された。
グリーンハウスを前進させたキャブフォワードデザインが強調された。拡大
ヘッドライトとターンシグナルを組み合わせた大型のLEDライトユニットを低く配置している。
ヘッドライトとターンシグナルを組み合わせた大型のLEDライトユニットを低く配置している。拡大
マクラーレンのアイコンでもあるディヘドラルドアを継承している。
マクラーレンのアイコンでもあるディヘドラルドアを継承している。拡大
720psを誇る4リッターV8ツインターボエンジンを搭載。
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ラグジュアリーさを強調した室内。
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格納式のメーターパネルを採用している。
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車両価格は3338万3000円。デリバリーは2017年7月からとなる予定。
車両価格は3338万3000円。デリバリーは2017年7月からとなる予定。拡大

新開発のフルカーボン骨格を採用

2017年3月7日に開幕した第87回ジュネーブ国際モーターショーでワールドプレミア(世界初公開)されたばかりのマクラーレンの最新モデル720Sが、発表より24時間を待たずに日本でも公開された。720Sは、マクラーレンの中核であるスーパーシリーズの第2世代モデルで、「650S」の後継となるもの。これまでこの新型モデルの情報は、名称と最高出力のみが公表されてきたが、ついにそのすべてが明かされることとなった。

新型モデルでは、従来型となる650Sと比べ、さらに軽量で、より速く、そして大幅な性能の向上を実現。さらに、コントロール領域を拡大するなどドライバーの運転する喜びにもこだわったという。

スタイリングにも大胆な改革が実行されている。フロントマスクは、慣れ親しんだ「P1」ルックをやめ、ヘッドライトとターンシグナルを組み合わせた大型のLEDライトユニットを低く配置。これによりキャブフォワードを強調したスタイルに。驚くべきは、サイドビューで、これまでボディーサイドに設けていたラジエーターインテークを大胆にも省いた。このため、ボディーラインはより流麗なものとなった。この失われたインテークの代わりを果たすのが、マクラーレンのアイコンでもあるディヘドラルドアに取り入れられた独自のエアロダイナミクス形状の「ダブル・スキン」だ。つまりボディー形状を利用して、後方に配置されたエンジンルーム内のラジエーターを冷却する仕組みなのだ。これらの新たな取り組みは、マクラーレンのデザイン言語と伝統であるエアロダイナミクスへのこだわりを大胆に再解釈することで実現したものだという。

ボディー構造は、これまでのロードカー同様にカーボンファイバー製シャシーを採用しているが、720Sでは、さらに基盤となる新しいカーボンファイバー製の「タブ」に上部構造の「モノケージⅡ」を組み合わせることでフルカーボン骨格を実現。これにより軽量でありながら、非常に優れた強度と剛性を備え、性能向上に大きく貢献している。

パワーユニットも新型となり、4リッターのV8ツインターボエンジンであるM840Tエンジンを縦置きに搭載。最高出力720ps/7500rpm、最大トルク770Nm(78.5kgm)/5500rpmを生み出す。0-100km/h加速は2.9秒、最高速度は341km/hを誇る。この新エンジンは、従来型の3.8リッターエンジンをベースに開発され、41%の部品が変更されている。

ドライバー第一主義を掲げるキャビンには、最上級のレザーとアルミニウム製スイッチを採用することで、ラグジュアリーさを追求。メーターパネルは格納式となっており、通常の多機能表示のメーターに加え、スポーツ走行を楽しむ際は、F1ライクなコンパクトな液晶メーターに最小限の情報だけを表示するメーターに切り替えることも可能だ。このあたりの演出は、実にマクラーレンらしい部分といえる。

ドライバーオリエンテッドを掲げた走行性能は、ドライバーのコントロール領域を拡大させたことがポイントで、新世代の「プロアクティブシャシー・コントロール」と新設計サスペンション、電動油圧式パワーステアリングを統合制御することで、スポーツドライブでの自在なドリフトコントロールを実現しているというのは実にユニークだ。

圧倒的なポテンシャルアップが図られた新型720Sの価格は、3338万3000円(税込み)からで、標準車の「スタンダード」に加え、上位グレードの「パフォーマンス」と「ラグジュアリー」の3タイプが用意される。デリバリーは2017年7月からとなる予定だ。

(文=大音安弘/写真=webCG)

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