「メルセデス・ベンツGLA」がマイナーチェンジ
2017.04.19 自動車ニュース![]() |
メルセデス・ベンツ日本は2017年4月19日、コンパクトSUV「GLA」にマイナーチェンジを実施し、販売を開始した。
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よりSUVらしさを増したデザインに
2013年9月のフランクフルトショーでデビューしたメルセデス・ベンツのコンパクトSUV、GLA。2017年1月のデトロイトショーではマイナーチェンジを発表。その最新版のGLAが日本に上陸した。
GLAは、「Gクラス」を頂点とするメルセデス・ベンツのSUVラインナップにおいて最もコンパクトなモデルで、全高が1.55m以下というSUVとしては低めのボディーサイズが特徴だ。その名前からもわかるとおり、基本コンポーネントを「Aクラス」と共用するが、リアオーバーハングを延長することで、Aクラスよりも広い荷室を手に入れ、実用性を高めている。
今回のマイナーチェンジでは、フロントマスクをリニューアル。力強い印象を与える「パンチドグリル」に加えて、ヘッドライト、フロントフォグランプ、アンダーガードなどにより、SUVらしさを増した。また、テールライトには「Eクラス」にも採用される「クリスタルルック」を採り入れることで、視認性を高めるとともに、最新のメルセデス・ベンツらしさをアピールしている。
さらにトップモデルの「メルセデスAMG GLA45 4MATIC」では、ツインルーバーが特徴のメルセデスAMGデザインを採用することで、スポーティーさを強調している。
パワーユニットは、従来の1.6リッター直列4気筒直噴ターボ(122ps)を「GLA180」に、2リッター直列4気筒直噴ターボ(211ps)を「GLA250 4MATIC」に、2リッター直列4気筒直噴ターボ(381ps)をメルセデスAMG GLA45 4MATICにそれぞれ搭載するとともに、184psを発生する2リッター直列4気筒直噴ターボを新たに設定し、「GLA220 4MATIC」に採用。駆動方式はGLA180がFF、それ以外は4WDとなる。トランスミッションは全車ともデュアルクラッチ式の7段ATが組み合わされる。
安全装備は、緊急ブレーキ機能の「アクティブブレーキアシスト」と、ドライバーの眠気や疲労を検知して注意を促す「アテンションアシスト」を全車に標準装備。また、渋滞追従機能を備えたレーダークルーズコントロールの「ディスタンスパイロット・ディストロニック」、ドアミラーの死角をレーダーによってモニターする「ブラインドスポットアシスト」、車線逸脱をドライバーに知らせる「レーンキーピングアシスト」などを含む「レーダーセーフティーパッケージ」を設定している。また、駐車の際にステアリング操作を自動的に行う「パーキングパイロット」も用意する。
GLAには新車購入から3年間のメンテナンスプログラム「メルセデス・ケア」が無償で付帯するが、地図ソフトの無償更新回数が増え、インフォテインメントシステム「COMAND」のソフトウエアアップデートが無償になるなど、そのサービス内容が充実しているのも見逃せないポイントだ。
新型GLAのラインナップと価格は以下のとおり。なお、GLA220 4MATICは2017年9月以降の発売となる。
- GLA180:398万円
- GLA220 4MATIC:449万円
- GLA250 4MATIC(受注生産):513万円
- メルセデスAMG GLA45 4MATIC:792万円
(文=生方 聡/写真=webCG)