ポルシェ、700psの「911 GT2 RS」を発表

2017.07.03 自動車ニュース webCG 編集部
「ポルシェ911 GT2 RS」
「ポルシェ911 GT2 RS」拡大

独ポルシェはイギリスで開催されたモータースポーツイベント、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2017(開催期間:2017年6月30日~7月2日)で「911」の高性能モデル「911 GT2 RS」を発表した。

巨大なリアウイングが特徴的なリアビュー。
巨大なリアウイングが特徴的なリアビュー。拡大
専用のチタンエキゾーストシステムが装着される。
専用のチタンエキゾーストシステムが装着される。拡大
室内はレッドアルカンターラ、ブラックレザー、およびカーボン模様仕上げのインテリアパーツで占められている。
室内はレッドアルカンターラ、ブラックレザー、およびカーボン模様仕上げのインテリアパーツで占められている。拡大
軽量化オプション「ヴァイザッハパッケージ」を選択すれば、さらに30kgのダイエットが可能。
軽量化オプション「ヴァイザッハパッケージ」を選択すれば、さらに30kgのダイエットが可能。拡大
車両のリリースと同時に、そのオーナーに向けた腕時計「ポルシェデザイン911 GT2 RSクロノグラフ」も発表された。
車両のリリースと同時に、そのオーナーに向けた腕時計「ポルシェデザイン911 GT2 RSクロノグラフ」も発表された。拡大

後輪駆動で700ps

「最も速く最もパワフルな公道走行可能な911」とうたわれる新型「911 GT2 RS」には、700psと750Nmを生み出す3.8リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンが搭載されている。ベースは580psを発生する「911ターボS」の3.8リッターユニットで、性能向上のためにターボチャージャーが大型化され、加えてインタークーラーに水を噴射する機能が新たに追加されるなど、エンジン冷却システムも強化されている。

これに911 GT2 RS向けにカスタマイズされたGT 7段ダブルクラッチトランスミッション(PDK)が組み合わされる。また、911ターボ用より約7kg軽量な専用のチタンエキゾーストシステムが装着され「これまでにない、感情に訴えるサウンド」を響かせるという。

シャシーでは後輪操舵システムが備わるほか、ポルシェ・スタビリティー・マネージメントシステム(PSM)が911 GT2 RS専用の設定とされる。ブレーキはポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ(PCCB)が標準で、タイヤサイズはフロントが265/35ZR20でリアが325/30ZR21。従来型の911 GT2 RSと同様に後輪駆動のレイアウトを採り、0-100km/h加速は2.8秒でこなす。最高速は340km/h。

軽量化も911 GT2 RSにおける大きなテーマだ。フロントフェンダーやホイールハウジングベント、ドアミラーのアウターシェル、リアサイドセクションのエアインテークなどは炭素繊維強化プラスチック(CFRP)で、標準仕様のルーフはマグネシウムとされる。その結果、車重は1470kg(燃料満タン状態)に抑えられている。

オプションの「ヴァイザッハパッケージ」を選択すれば、さらなる軽量化も可能だ。ルーフ、スタビライザー、前後アクスルのカップリングロッドがCFRPとされるほか、チタンパーツが組み込まれたり、マグネシウムホイールが装着されたりと、追加で約30kg軽量化される。

(webCG)

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