キャデラック・エスカレード プラチナム(前編)
2017.10.19 谷口信輝の新車試乗 レーシングドライバーの谷口信輝が歯に衣を着せず、本音でクルマを語り尽くす! 今回の主役はアメリカンラグジュアリーSUVの雄「キャデラック・エスカレード」である。全長5.2mで、全幅は2mオーバー、エンジンは6.2リッターのV8と、なにからなにまでが“フルサイズ”のエスカレードに、谷口はなにを見いだすのか?第一印象はとにかくでかい!
この連載では異色の存在といっていいモデルの登場である。
キャデラック・エスカレードはアメリカの大型SUV市場で大人気のモデルで、2016年は3万9000台あまりを販売。およそ3万台で2位の「メルセデス・ベンツGLS」、1万6000台ほどで3位を競い合う「インフィニティQX56」や「レンジローバー」などを突き放し、堂々の第1位を獲得している。
ちなみに今回、谷口信輝に試乗してもらったのは、日本では今年6月に発表されたばかりの新型。しかも、「キャデラック・エスカレード プラチナム」と呼ばれる最高級グレードで、価格は1360万円もする高級車である。
そのスペックを簡単に紹介すると、排気量6153ccのV8 OHVエンジンは最高出力426psと最大トルク623Nmを発生。興味深いのは意外にも高回転型なことで、最高出力はなんと5600rpmで生み出される。
堂々としたボディーのスリーサイズは5195×2065×1910mmで、車重は2670kg。カタログにはフロントサスペンションが“独立式”、リアが“5リンク式”と記されているが、もう少しわかりやすく書けばフロントはダブルウィッシュボーン式、リアは5リンクで支えられたリジッド式となる。
試乗を終えた谷口に、その第一印象を語ってもらった。
「当たり前ですが、ものすごくでっかいですよね。しかも、運転席に腰掛けたときの視点がとんでもなく高い。まるでバスかトラックを運転しているような感覚で、本当にでかいですよ」
ちなみに、身長185cmの谷口がかたわらに立つと、運転席の座面は彼の腰ほどの高さにあった。つまり、シートの地上高がおよそ1mもあることになる。
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