メルセデス、最高出力557psの「AMG GT C」を発売
2017.10.26 自動車ニュース![]() |
メルセデス・ベンツ日本は2017年10月25日、「メルセデスAMG GT C」および同車の特別仕様車「エディション50」の予約注文の受け付けを開始した。納車は2018年上半期からの予定となっている。
ワイドボディーと高出力エンジンが特徴の上級モデル
AMG GT Cは、動力性能を突き詰めた完全受注生産モデル「AMG GT R」の技術を取り込んだ、通常ラインナップにおけるAMG GTの最上級モデルである。
4リッターV8ツインターボエンジンは、557psの最高出力と680Nmの最大トルクを発生。0-100km/h加速は3.7秒と公称されている。また走りに関する機能、装備も強化されており、走行モード切り替え機構にはサーキット向けの「RACE」モードが追加されているほか、エンジンマウントとトランスミッションマウントは、磁性流体を用いた可変式となっている。
このほかにも、後輪操舵機構や電子制御ダンピングシステム、電子制御LSDなどを標準で採用。ブレーキには、前にφ390mm、後ろにφ360mmのベンチレーテッド式ドリルドディスクを用いた強化コンポジットブレーキシステムを採用しており、オプションでAMGカーボンセラミックブレーキも用意している。
また、トラクション性能を高めるためにリアのアルミニウム製サイドウオールは57mm拡幅されており、随所に施されたクロームパーツともども、視覚的なGT Cの特徴となっている。
価格は2219万円。
AMGの誕生50周年を祝う限定モデル
同時に発表されたAMG GT Cエディション50は、AMGの設立50周年を記念した特別仕様車である。販売台数は世界500台の限定で、日本には12台が導入される。
特別装備の内容は、以下の通り。
- ブラッククロームアクセントパーツ (フロントスポイラーリップ、フロントサイドインテークフィン、サイドエアアウトレットフィン、サイドスカート、リアディフューザートリム)
- 専用ヘッドライトデザイン(ブラックアクセント入り)
- ドアミラーカバー&ツインクロームエグゾーストエンド(ハイグロスブラック)
- ブラッククロームペイント19/20インチクロススポークアルミホイール(鍛造)
- “EDITION 50”リアバッジ
- AMGブラッククロームインテリアトリム
- シルバーシートベルト
- ヘッドレスト(「Edition 50」ロゴ付き)
- 専用AMGパフォーマンスステアリング(レザーDINAMICA、グレートップマーキング付き)
- 専用“EDITION”バッジ
- AMGインテリアナイトパッケージ
- AMGカーボンファイバーエンジンカバー
ボディーカラーは「designoカシミアホワイトマグノ」「designoグラファイトグレーマグノ」の2種類。ダイヤモンドステッチ入りのナッパレザーが用いられたインテリアは、シルバーパールとブラックのツートンとなっている。
価格は2290万円。
(webCG)