【東京モーターショー2017】スバル、“走る愉しさ”をスポーツセダンで表現
2017.10.26 自動車ニュース 拡大 |
いよいよ始まった東京モーターショー2017。スバルは“走る愉しさ”を表現したスポーツセダン「VIZIV(ヴィジヴ)パフォーマンス コンセプト」を公開。併せて、「WRX STI」の特別仕様車「S208」や、「BRZ」の最上級グレード「STI Sport」を発表した。
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安心で愉しいスポーツセダン像を表現
スバルのプレスブリーフィングで異例だったのは、主役たるコンセプトカー、具体的にはヴィジヴ パフォーマンス コンセプトのベールを、スタート直前に取ったことだ。
ヴィジヴは2013年から国内外のモーターショーなどで披露されているスバルのコンセプトカーのシリーズで、パフォーマンス コンセプトは同シリーズ初のセダンボディーを採用している。
その後「はじまりは飛行機から」で始まるイメージムービーに合わせて車両がせり上がり、戦闘機を思わせるアクションを披露。続いて代表取締役社長の吉永泰之氏が登壇し、コンセプトカーの前でブリーフィングを始めた。
スバルだけが提供できる価値にこだわってきたという吉永社長は、今年4月に社名を富士重工業からスバルに変えるとともに、「モノをつくる会社から、笑顔をつくる会社へ」転身したことを表明した。
航空機作りの時代から続く安全追求の姿勢は、現行「レヴォーグ」に搭載されているアイサイト・ツーリングアシストを生み、北海道に自動運転用のテストコースを用意するまでになった。一方でスバルの核になっているのが走る愉しさ。40年にわたるモータースポーツ活動がこの個性を後押ししていると吉永社長は表明した。
ここで発表したのが、WRX STIをベースにスバルのモータースポーツ統括会社STI(スバルテクニカインターナショナル)と共同開発したS208だ。「スバリスト」であれば2年前に発売された「S207」の進化形であるとすぐに理解するだろう。
これまでのSTIコンプリートカー同様、S208も台数限定であり、今回の生産台数は450台となる。すでにこれを超える申し込みが入っており、抽選販売になるという説明がなされた。さらにブースには同日発売されたBRZの最上級グレード、STI Sportも展示してあった。
今回の主役たるヴィジヴ パフォーマンス コンセプトも、安全性を追求しつつ走る愉しさを提供するというスバルのメッセージが形になったものだ。2020年頃に実現を見込んでいる高度運転支援技術を搭載しているそうで、シャープなラインが印象的なスタイリングは、スバルのデザインコンセプトである「ダイナミック×ソリッド」に基づいている。
東京モーターショーへの展示はなかったが、来月には米国市場向けの大型SUV「アセント」を発表することも表明。これからも飛行機作りという原点を忘れずにスバルらしさを追求していくと結んだ。
(文と写真=森口将之)

森口 将之
モータージャーナリスト&モビリティジャーナリスト。ヒストリックカーから自動運転車まで、さらにはモーターサイクルに自転車、公共交通、そして道路と、モビリティーにまつわる全般を分け隔てなく取材し、さまざまなメディアを通して発信する。グッドデザイン賞の審査委員を長年務めている関係もあり、デザインへの造詣も深い。プライベートではフランスおよびフランス車をこよなく愛しており、現在の所有車はルノーの「アヴァンタイム」と「トゥインゴ」。
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