可変圧縮比エンジン搭載の新型「インフィニティQX50」デビュー

2017.11.29 自動車ニュース webCG 編集部
「インフィニティQX50」
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日産自動車は2017年11月28日(現地時間)、米ロサンゼルスでインフィニティブランドのSUV、新型「QX50」を発表した。

 
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パワーも燃費もアップ

QX50は、新開発のプラットフォームを採用し、世界初の量産型可変圧縮比エンジンを搭載した、ミッドサイズプレミアムSUVである。 

同車の「VCターボ」ユニットには、ピストンの上死点位置をシームレスに変えることができるマルチリンクシステムが採用されており、圧縮比が8:1(高性能)から14:1(高効率)の間で変化(排気量は1997ccから1970ccへと変化)。これにより、「2リッターターボチャージャー付きガソリンエンジンのパワーと、4気筒ディーゼルエンジンの特徴である力強いトルクと高い効率性を両立させる」とうたわれる。

最高出力は268hp/5600rpmで、最大トルクは380Nm/4400-4800rpm。燃費は米国基準でFF車が27mpg(約11.5km/リッター)、4WD車は26mpg(約11.1km/リッター)となっており、日本で「スカイラインクロスオーバー」と呼ばれた従来モデルのV6ガソリンモデルと比べた場合、FF車は35%、4WD車は30%向上した。

このVCターボとCVTの組み合わせによるシームレスな加速、そして、新開発のプラットフォームがもたらす優れた乗り心地、意のままになるハンドリングもセリングポイントとなっている。

「セレナ」や「リーフ」などにも採用される日産の先進運転支援システム「プロパイロット」が搭載されるのもトピック。高速道路の同一車線内を安全に走行できるよう、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作が自動的に制御される。

新型QX50のボディーサイズは、全長×全幅×全高=4693×1903(サイドミラー除く)×1679mmで、ホイールベースは2800mm。空力性能に配慮したエクステリアにより、インフィニティ独自の「優雅でありながらもパワフルなデザイン」をSUVで表現したという。

一方インテリアは、セグメントトップクラスの広さと、左右非対称なデザイン、質感の高さなどが特徴とされる。後席には前後スライド機構を持つ可倒式ベンチシートが採用されており、クラストップレベルのレッグルームを実現しながら、荷室容量の調節(895リッター~1699リッター)が可能となっている。

(webCG)

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