BMW M5(後編)

2018.07.19 谷口信輝の新車試乗 新型「BMW M5」のワインディングロードでの走りを絶賛した谷口信輝。しかし、スポーティな走りだけがこのクルマの魅力のすべてではない。後編では、より多角的な視点で新型M5を評価してもらおう。

「ノブテル、行きまーす!」

「このクルマ、前編でも言いましたがハイパフォーマンスモデルなのにうるさくない。エンジンのいいサウンドはしっかり聞かせてくれるけど、決して爆音を響かせるわけじゃありません。この辺は個人的にすごくいいと思いますが。それと乗り心地もいいですよね。ノーマルモードだと本当に当たりが柔らかくて快適。ただ、ワインディングロードでペースを上げていくと、これだとちょっとダンピングが不足気味になるので、そんなときはこのスポーツモードを選んであげると、ダンピングが上がってボディーの動きも安定する。でも、決して硬すぎない設定で、バランスがいいですよね」

谷口はインストゥルメントパネルの凝った表示にも心引かれていて、たとえば乗り込んだ直後にデジタル式メーターパネルに現れる「M」のロゴを見て、「ほら、このウエルカム的な感じがいいじゃないですか」と語っていた。

メーターパネル以外のインテリアはどうなのか? 谷口に語ってもらおう。

「まずは、このシート、どうですか? 真っ白でもうすぐにでも汚しちゃいそうですが、メチャクチャかっこいいですよね。このショルダーサポートの張り出しとか最高です。なんか、完全に(『機動戦士ガンダム』の)アムロ・レイが座っていそう。できればアムロのヘルメットをかぶって、『ノブテル、行きまーす!』って取りあえず言いたくなりますね(笑)」

「あとシートはサイドサポートも深いんですが、ショルダー部分を含め、実はそれほどクッションが硬くない。だから、どちらかといえば見ため優先の設計なんですが、それでも洗練されていて質感の高いデザインですよね」

谷口がインテリアのデザインについて、これほどほれぼれと語ったことはあまりなかったように記憶している。で、このまますべて絶賛で終わるかと思いきや、BMW関係者ならびに熱狂的ファンの皆さんには誠に申し訳ないが、そうは問屋が卸さなかった。

 
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