ポルシェ、マイナーチェンジした「マカン」を欧州で公開

2018.10.02 自動車ニュース webCG 編集部
「ポルシェ・マカン」
「ポルシェ・マカン」拡大

独ポルシェは2018年10月2日、マイナーチェンジを行った「マカン」をパリモーターショー(開催期間:10月2日~14日)に出展、欧州で初公開すると発表した。

7.1インチから10.9インチに拡大したフルHDタッチスクリーンを新たに搭載。
7.1インチから10.9インチに拡大したフルHDタッチスクリーンを新たに搭載。拡大
リアガーニッシュ一体式となる、新しい意匠のテールライトを採用。
リアガーニッシュ一体式となる、新しい意匠のテールライトを採用。拡大

マカンは、2013年のロサンゼルスモーターショーでワールドプレミアされたポルシェのエントリーSUV。登場から5年目となる2018年7月に上海でマイナーチェンジモデルが発表され、今回のパリモーターショーが欧州初公開の場となる。

マイナーチェンジされたモデルでは、新デザインのLEDヘッドライトのほか、「カイエン」や「パナメーラ」などと同様に“PORSCHE”のロゴが入ったリアガーニッシュで横一直線につなげられた、4灯式ブレーキランプを内蔵する新しいテールライトデザインが採用される。

インテリアでは、ダッシュボード中央に配置されるフルHDタッチスクリーンのサイズを7.1インチから10.9インチに拡大。同時にエアコン吹き出し口を縦基調から横長に変更するなど、ダッシュボードデザインを変更している。また、「ポルシェコミュニケーションマネージメント(PCM)」システムは、LTE通信とWLANホットスポットなどによって常時オンライン接続に対応し、ナビ使用時にはクラウドを介して常にアップデートされた情報をドライバーに提供するという。

搭載されるエンジンは、最高出力245ps、最大トルク370Nmを発生する新しい2リッター直4ターボで、7段PDKとの組み合わせで0-100km/h加速6.7秒、最高速度225km/hを実現する。燃費は現在マカンに搭載している2リッター直4ターボよりも向上。新欧州サイクル(NEDC)で、8.1 リッター/100 km(12.3km/リッター)となる。

オプション設定されるスポーツクロノパッケージでは、「911」と同タイプの「GTスポーツステアリング」を採用。スポーツレスポンススイッチなどを内蔵する。

また、加速と減速を半自動で行う渋滞走行に対応する新しいアダプティブクルーズコントロールや、ヒーテッドウィンドウ、微粒子空気フィルターを備えたイオン空気清浄機などをオプションで採用し、車内監視システムを内蔵した盗難防止装置を標準装備している。

なお、日本への導入時期や価格は未定。

(webCG)

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