ジープ、ミドルサイズSUV「チェロキー」をマイナーチェンジ

2018.10.11 自動車ニュース webCG 編集部
「ジープ・チェロキー」
「ジープ・チェロキー」拡大

FCAジャパンは2018年10月11日、ミドルサイズSUV「ジープ・チェロキー」に大幅なマイナーチェンジを実施し、同年10月20日に発売すると発表した。

 
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第4世代「Uconnect」
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「ハンズフリーパワーリフトゲート」
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「ロンジチュード」に搭載される2.4リッター直4エンジン。
「ロンジチュード」に搭載される2.4リッター直4エンジン。拡大
新設計の2リッター直4ターボエンジン。
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外観が「グランドチェロキー」系のデザインに

今回のマイナーチェンジでは、「グランドチェロキー」や「コンパス」といったモデルに通じるデザインへと、エクステリアの意匠を変更。ヘッドライト、デイタイムランニングライト、フォグライト、テールライトはすべてLEDとした。

装備の強化も図っており、インフォテインメントシステムをApple CarPlayやAndroid Autoに対応した第4世代の「Uconnect」としたほか、ジープブランドとして初めて、両手がふさがった状態でも足先によるジェスチャーだけでリアゲートを開けられる「ハンズフリーパワーリフトゲート」を採用した。

また安全装備については、「クラッシュミティゲーション」(自動緊急ブレーキ)付きの前面衝突警報に、新たに歩行者検知機能を追加。縦列駐車時などに車両側面の障害物を検知する側面距離警報を全車装備としたほか、設定速度を超えるとエンジン出力を下げて速度超過を防ぐ「アクティブスピードリミッター」も装備している。

このほかにも、上級グレード「リミテッド」には、後退時の安全確認をサポートするリバース連動チルト機能付きドアミラーや、レザーシート、乗降時にシートが後ろへスライドし、乗降をしやすくする「イージーイグジットシート機能」なども採用している。

上級グレードに2リッター直4ターボを搭載

パワープラントの改良も図っており、エントリーグレードの「ロンジチュード」には改良型の2.4リッター直4自然吸気(NA)エンジンを搭載。177psの最高出力と229Nmの最大トルクは従来通りだが、アイドリングストップ機構の採用やエアインテークの改良により、燃費の改善とノイズ・振動の低減を果たしているという。

一方、リミテッドと「トレイルホーク」には、最高出力272ps、最大トルク400Nmを発生する新設計の2リッター直4ターボエンジンを採用。軽量化のためにシリンダーブロックやシリンダーヘッドはアルミ製となっており、ツインスクロール式ターボチャージャーの搭載により、低回転から優れたレスポンスを発揮するという。またアイドリングストップ機構を採用するなど環境性能にも配慮。JC08モード計測による燃費は10.4km/リッターとなっている。

燃料についてはともにレギュラーガソリンに対応しており、トランスミッションにはシフトパドル付きの9段ATが組み合わされる。

販売台数200台の限定モデルも

グレード構成はこれまでどおりロンジチュード、リミテッド、トレイルホークの3種類で、ロンジチュードとトレイルホークについては2019年春の導入を予定。まずはリミテッドと、導入時のみの限定モデル「ロンジチュード ローンチエディション」の2モデルが販売される。

ロンジチュード ローンチエディションは、ロンジチュードをベースにレザーシートやフロントシートヒーター、スライディングリアシート、リアディープティンテッドガラス、セキュリティーアラームなどを装備したモデルで、ボディーカラーには「ダイアモンドブラッククリスタルP/C」と「ブライトホワイトC/C」の2色を設定。販売台数はそれぞれ100台となっている。

価格はロンジチュード ローンチエディションが429万円、リミテッドが479万円。

(webCG)

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