マツダ、「CX-8」にガソリンモデルを追加設定
2018.10.25 自動車ニュース![]() |
マツダは2018年10月25日、クロスオーバーSUV「CX-8」を一部改良し、同年11月29日に発売すると発表した。
今回の改良では、パワーユニットにガソリンエンジンを追加設定したほか、車両運動制御技術「G-ベクタリングコントロール」を進化させた「G-ベクタリングコントロール プラス」を全車に標準装備した。
新たに追加されたガソリンエンジンは、2.5リッター直噴直4自然吸気エンジン「スカイアクティブ-G 2.5」(最高出力190ps/最大トルク252Nm)と2.5リッター直噴直4ターボエンジン「スカイアクティブ-G 2.5T」(同230ps/同420Nm)の2種類。いずれもすでに「CX-5」に搭載されているものと同等の仕様となっているが、CX-8のものには気筒休止機構が備わらないのが特徴だ。WLTCモードの燃費値は、自然吸気エンジンが12.4km/リッターで、ターボエンジンが12.0km/リッター。指定燃料はレギュラーガソリンとなる。
G-ベクタリングコントロール プラスについては、従来のエンジントルクのコントロールによってターンイン時の応答性を高める制御に加えて、新たに旋回中からターンアウト時にかけての安定性と収束性を向上させるブレーキ制御を追加した。具体的には、旋回中のドライバーのハンドルの戻し操作に応じて外輪をわずかに制動し、車両を直進状態へ戻すための復元モーメントを与えることで、安定性を向上させるというもの。高速走行時やワインディングロードの走行時などに車両とドライバーとの一体感を高め、また、緊急時の危険回避能力アップといった効果も見込めるとマツダは説明する。
安全装備の強化も図っており、緊急自動ブレーキについては夜間の歩行者を検知可能としたほか、360度ビューモニターを「25T Lパッケージ」「XD Lパッケージ」「XDプロアクティブ」グレードに標準装備、その他グレードにオプション設定した。
インテリアでは、エアコンパネルと各種スイッチ/ダイヤルのデザインを変更。前席センターコンソールのアームレストを15mm低めたり、前席シートにベンチレーション機能を加えたり、3列目周辺の遮音性能を高めたりと、快適性の向上も図った。このほか、コネクティビティーシステム「マツダコネクト」が「Apple Carplay」と「Android Auto」に対応した。
価格は289万4400円から、446万0400円まで。
(webCG)