ダイハツ、後付けのペダル踏み間違え急発進抑制安全装置を発売

2018.12.05 自動車ニュース webCG 編集部
「つくつく防止」の対応車種第1弾となった2代目ダイハツ「タント」(L375型/L385型)。
「つくつく防止」の対応車種第1弾となった2代目ダイハツ「タント」(L375型/L385型)。拡大

ダイハツ工業は2018年12月5日、ペダル踏み間違いによる急発進を抑制する後付け安全装置「つくつく防止」の販売を開始した。

「つくつく防止」のロゴ。
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「つくつく防止」の作動イメージ。
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このつくつく防止は、後付けでソナーセンサーやコントローラー、インジケーター等を装着することで、誤操作による重大事故を減少させるという目的で開発されたもの。すでに使用している車両に対して装備できるのが最大のメリットといえる。

ダイハツは2012年に軽自動車で初めて、衝突回避支援システム「スマートアシスト」を導入し、現在は第3世代となる「スマートアシストIII」にまで発展している。徐々に搭載車種の拡大を行い累計販売台数200万台を超えているが、今も使用されているダイハツ車の約8割はスマートアシスト非搭載車であるという。

つくつく防止では、車両前後に取り付けたセンサーが前後方3m以内にある障害物を検知し、ドライバーがアクセルを強く速く踏み込んだ場合に、システムが「ペダルの踏み間違い」と判断。室内に取り付けたインジケーターとブザーによって警告を行うとともに、コントローラーが燃料供給をカットしエンジンの出力を絞り、急発進を抑制する仕組みになっている。同時にソナーセンサーで前後の死角にある障害物を検知し警告する「パーキングセンサー機能」も備えている。

2007年12月に販売を開始した2代目「タント」(L375型/L385型)を対応車種第1弾とし、順次対応車種を増やしていくという。

価格は、3万4560円。標準取り付け費込みの場合は5万9508円となる。

(webCG)

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