【人とくるまのテクノロジー展2019 横浜】トヨタブースの主役は「Concept-愛i」

2019.05.23 自動車ニュース
トヨタブースの様子。
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トヨタ自動車は2019年5月22日に開幕した「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」にブースを出展し、同社のクルマの電動化やコネクテッドサービスへの取り組みを紹介した。

トヨタConcept-愛i
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「Concept-愛i」のコックピット。
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「Concept-愛i」のフロントシート。
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「Concept-愛i」のリアシート。
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大メーカーらしい堂々たる展示

トヨタの展示は、現状で見せられる技術をすべて詰め込んだものだった。全固体リチウムイオン電池やハイブリッドシステムのパワー半導体、モーター用省ネオジム耐熱磁石を解説。「水素社会実現に向けて」と題し、燃料電池車の「ミライ」やFCトラック、FCバスなどの事例を紹介しながら、ハイブリッドだけでなく、車両電動化技術で先行していることをアピールする。

安全・安心の項目ではエアバッグと連動する「ヘルプネット」や安全運転を続けると料金が安くなる保険プランを紹介。テクノロジーとはちょっと違う気もするが、「コネクティッドカー」というところでつながるらしい。走行アドバイスやヘルスチェックを受けることもできる。

同様の技術を使ってオペレーターサービスを提供し、コミュニケーションアプリ「LINE」を介してクルマと対話する機能も。AIを活用したタクシーの配車支援システムの実用化もあり、スマートモビリティー社会の実現に向けた着実な進化を描き出す。

自動運転に関しては、人とクルマが助け合う「モビリティーチームメイトコンセプト」をあらためて提言。交通事故による死傷者ゼロを追求する姿勢を強調する。予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」の搭載車がグローバルで1000万台を超えたことを提示し、安全技術の普及に自信を見せていた。

全方位に技術開発を進める大メーカーらしい堂々たる展示だった。ただ、こうした次世代に向けての取り組みを総花的に並べたようにも見えて印象に残らない。ブースの中央に置かれていたのは「Concept-愛i」。2017年に発表されたコンセプトカーだから、新鮮味に欠ける。入り口には「すべてのひとに移動の自由を、歓びを。」というスローガンが掲げられ、「クルマが、どんな未来になっても愛のつくプロダクトであり続けるために。」と記されていたが、次世代のモビリティー社会像を明確にイメージするのはトヨタであっても簡単ではないようだ。

(文=鈴木真人)

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