1000psのPHEV「フェラーリSF90ストラダーレ」発表

2019.05.30 自動車ニュース
フェラーリSF90ストラダーレ
フェラーリSF90ストラダーレ拡大

伊フェラーリは2019年5月29日(現地時間)、同社初のPHEV「SF90ストラダーレ」を発表した。システム合計出力1000psを発生するパワートレインを搭載。エンジンが後輪を、左右独立配置された2基のモーターが前輪をそれぞれ駆動する4WDを採用している。

乾燥重量は1570kg。ハイブリッドパワートレインを採用し、0-100km/h加速2.5秒、最高速340km/hというパフォーマンスを誇る。
乾燥重量は1570kg。ハイブリッドパワートレインを採用し、0-100km/h加速2.5秒、最高速340km/hというパフォーマンスを誇る。拡大
フェラーリのハイパフォーマンスモデルの伝統となる、リアミドシップのレイアウトを採用している。
フェラーリのハイパフォーマンスモデルの伝統となる、リアミドシップのレイアウトを採用している。拡大
メーターには、フェラーリで初めてとなる16インチのフルデジタルスクリーンを採用。ヘッドアップディスプレイも装備する。
メーターには、フェラーリで初めてとなる16インチのフルデジタルスクリーンを採用。ヘッドアップディスプレイも装備する。拡大
サポート性を重視したバケットシートを採用する。
サポート性を重視したバケットシートを採用する。拡大
シャシーは、完全新設計。従来のミドシップモデルに比べ曲げ剛性で20%強化、ねじり剛性で40%強化を重量の増加なしで実現させたという。
シャシーは、完全新設計。従来のミドシップモデルに比べ曲げ剛性で20%強化、ねじり剛性で40%強化を重量の増加なしで実現させたという。拡大
最新の空力性能を持つ「SF90ストラダーレ」。250km/h走行時のダウンフォースは390kgと発表されている。
最新の空力性能を持つ「SF90ストラダーレ」。250km/h走行時のダウンフォースは390kgと発表されている。拡大
「SF90ストラダーレ」は、標準仕様車とスポーツ仕様車「Assetto Fiorano(アセットフィオラーノ)」の2つのバージョンをラインナップしている。
「SF90ストラダーレ」は、標準仕様車とスポーツ仕様車「Assetto Fiorano(アセットフィオラーノ)」の2つのバージョンをラインナップしている。拡大

今回オフィシャル画像と同時に発表されたSF90ストラダーレという車名は、スクーデリア・フェラーリの誕生90周年を記念して名付けられたという。スクーデリア・フェラーリは、フェラーリのレーシング部門にしてフェラーリ社の前身ともいえるレーシングチームで、1929年に活動を開始。当初はアルファ・ロメオのレーシングマシンでレースに参戦していた。

SF90ストラダーレは、フェラーリ初の市販PHEV。パワートレインはリアミドに搭載される最高出力780psの4リッターV8ツインターボに3基のモーターを組み合わせたもので構成されている。モーターの合計最高出力は220psで、左右の前輪駆動用にそれぞれ独立して設置されるほか、残る1基はエンジンと新開発の8段DCTの間に配置され、後輪を駆動するという。

パワートレインのシステム合計出力は1000psとなり、最高速度340km/h、0-100km/h加速2.5秒、0-200km/h加速6.7秒、100km/hからの完全停止距離は29.5m、フィオラーノ(フェラーリのテストコース)ラップタイム79秒というパフォーマンスが発表されている。

ステアリングホイールに配置されたエレクトロニック・ビークルダイナミクス・モードセレクター「eManettino(イーマネッティーノ)」によって、ドライバーは、4つの走行モードを選ぶことができる。

「eドライブ」モードは最大25kmのゼロエミッション走行が可能となるいっぽうで、最高速度が135km/hに制限される。「ハイブリッド」モードは標準的な走行モードで、効率性を最適化するためにエンジンの稼働を含め、システムがパワートレインを管理する。「パフォーマンス」モードは「ハイブリッド」モードとは異なり、常にエンジンが稼働し続け、効率よりもバッテリーの充電を優先する。ただし、ドライバーがパワーを必要とする際は、エンジンとモーターが協調し、強力なパワーを瞬時にもたらすという。

残る一つが「クオリファイ」モード。バッテリー充電よりもパフォーマンスを優先し、モーターは220psの最高出力を発生させる。PHEVのSF90ストラダーレの真骨頂ともいえる走りを味わうことができるはずだ。

エクステリアデザインはフェラーリ・スタイリングセンターの手になるもので、フェラーリのハイパフォーマンスモデルで採用される2シーター、リアミドシップというパッケージレイアウトを空力性能とともにさらに進化させたという印象だ。

インテリアでは、フェラーリで初めて16インチのフルデジタルスクリーンを採用(従来モデルは機械式メーターと液晶メーターの組み合わせ)。走行に必要とされる各種情報を映し出すヘッドアップディスプレイも備えている。

また、SF90ストラダーレでは標準仕様車とスポーツ仕様車「Assetto Fiorano(アセットフィオラーノ)」の2つのバージョンをラインナップしている。アセットフィオラーノには、大幅なアップグレード要素として、マルチマチック・ショック・アブソーバー、カーボンファイバー(ドアパネル、アンダーボディ)、チタン製スプリング、チタン製エキゾーストシステムなど、高性能素材を採用した超軽量コンポーネントが含まれている。

フェラーリによるとSF90ストラダーレは、2019年3月のジュネーブモーターショーで発表された「F8トリブート」に代表されるリアミドシップクーペと、「ラ・フェラーリ」などのスペチアーレモデルの中間に位置し、先進的な技術を数多く採用した新しい基準となるモデルラインナップになるという。

(webCG)

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