東京モーターショー2019

ホンダが4代目となる新型「フィット」を世界初公開【東京モーターショー2019】

2019.10.23 自動車ニュース webCG 編集部
ホンダ・フィット
ホンダ・フィット拡大

本田技研工業は2019年10月23日、第46回東京モーターショー2019(開催期間:10月23日~11月4日)の会場において、コンパクトハッチバック「フィット」の新型を世界初公開した。

メーターバイザーを廃した、フラットなダッシュボード。前方視界のよさは、新型「フィット」のセリングポイントのひとつとなっている。
メーターバイザーを廃した、フラットなダッシュボード。前方視界のよさは、新型「フィット」のセリングポイントのひとつとなっている。拡大
上質な仕立てを特徴とする「リュクス」グレードのインテリア。
上質な仕立てを特徴とする「リュクス」グレードのインテリア。拡大
「クロスター」と名付けられたグレード。SUVを思わせるデザインで個性を主張する。
「クロスター」と名付けられたグレード。SUVを思わせるデザインで個性を主張する。拡大
スポーツのイメージを生かした「ネス」グレード。イエローの差し色が目を引く。
スポーツのイメージを生かした「ネス」グレード。イエローの差し色が目を引く。拡大
「フィット ネス」のインテリア。室内も鮮やかなカラーでドレスアップされている。
「フィット ネス」のインテリア。室内も鮮やかなカラーでドレスアップされている。拡大

今回披露された新型フィットは、2001年に誕生した初代から数えて4代目となるモデル。室内空間の広さや使い勝手のよさをセリングポイントとして受け継ぎながら、「グローバルで通用する新しい時代のコンパクトカーのスタンダード」を目指して開発された。

特徴とされているのは「日常生活に寄り添う心地よさ」。具体的には以下の4項目が挙げられている。

  • 心地よい視界:従来とは断面構造の異なるフロントピラーを採用。水平・直線基調のダッシュボードと相まって、良好な視界を確保した。
  • 座り心地:長時間ドライブでも疲れにくい「ボディースタビライジングシート」(フロントシート)を開発。リアシートは従来と同等のアレンジを可能としながら、上級セダン並みの快適な掛け心地を実現。
  • 乗り心地:ハイブリッド車は、小型化した2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載。優れた環境性能を有しながらも、心地よい走りと力強い加速が可能に。
  • 使い心地:歴代フィット同様の広い室内空間を継承。収納は、さまざまな運転環境ですべての乗員がストレスなく使えるように配慮。

グレードは、ユーザーのライフスタイル/ライフステージに合わせて選択できるよう、以下、5つの仕様がラインナップされる。 

  • BASIC(ベーシック):デザイン性と快適性を備えた基本のタイプ。親しみを感じさせるシンプルなデザインが採用されている。
  • HOME(ホーム):良質かつナチュラルな風合いのシートや本革巻きのステアリングホイールが特徴。「質感の高い、リラックスできるこだわりの空間」がイメージ。
  • NESS(ネス):フィットネススポーツを連想させる、軽快でファッショナブルな仕様。シートとインパネのソフトパッドの表皮に撥水(はっすい)性の高い素材が用いられている。
  • CROSSTAR(クロスター):街でもアウトドアでも似合う、SUVテイストが感じられるエクステリアがポイント。シートとインパネのソフトパッドには撥水性の高い素材を採用。 
  • LUXE(リュクス):専用の本革シートを標準装備する上級グレード。プラチナ調クロームメッキや専用デザインの16インチアルミホイールも見どころ。


先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」は全車標準装備。前方をより広い角度で検知するフロントワイドビューカメラを採用し、車体前後の計8つのソナーセンサーとの組み合わせにより、従来モデルより機能を強化。ホンダ車として初めて、近距離衝突軽減ブレーキが追加されている。 

オペレーターを介しての迅速なトラブルサポートや、車両の異常を検知した際にガードマンを派遣できる「Honda ALSOK駆けつけサービス」が利用できるコネクテッドサービスもセリングポイントとなっている。

(webCG)

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