東京モーターショー2019

ほどよい高性能セダン「メルセデスAMG A35 4MATICセダン」上陸【東京モーターショー2019】

2019.10.23 自動車ニュース 大音 安弘
メルセデスAMG A35 4MATICセダン
メルセデスAMG A35 4MATICセダン拡大

メルセデス・ベンツ日本は2019年10月23日、東京モーターショー2019の会場において、高性能なスポーツセダン「メルセデスAMG A35 4MATICセダン」の日本導入を発表し、同日、注文受け付けを開始した。

 
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メルセデスの「AMG 35」は、ドライビングパフォーマンスを高めながら、快適性も損なうことがないように開発された新シリーズ。「AMG 45」シリーズに比べて価格を抑えたエントリーモデルと位置づけられており、今回のセダンは、2019年8月にデビューしたハッチバック「メルセデスAMG A35 4MATIC」に続く、シリーズ第2弾となる。

エクステリアは、ドレスアップのセットオプション「AMGライン」をベースにアクセントを追加したもので、メルセデスAMG特有のツインブレードタイプのフロントグリルを装着する。フロントバンパーはAMGラインと同形状だが、フロントスプリッターと左右のエアインテーク部の2本の水平フィンが専用のシルバークローム仕様となるなど差異化が図られている。リアにはトランクリッドスポイラーが装着されるほか、バンパー部に専用の大型リアディフューザーが備わり、クローム仕上げのデュアルエキゾーストエンドも配される。

一方のインテリアは、基本的なつくりはベースの「Aクラス セダン」と共通であるものの、メーターパネルについてはAMG専用の表示スタイルが可能となるなどカスタマイズが加えられる。フロントシートには、ヘッドレスト一体型のセミバケットタイプを採用。さらにオプションで用意される「AMGパフォーマンスパッケージ」を選択すると、「AMGパフォーマンスステアリング」と「AMGパフォーマンスシート」も装着され、スポーツドライビングに対する機能を高めるとともに、ドライバーの心を高揚させてくれる。

メカニズムも、基本的にメルセデスAMG A35 4MATICのものを踏襲する。パワートレインは、2リッター直列4気筒ターボエンジン「M260」と7段の「AMGスピードシフトDCT」からなり、最高出力306PS、最大トルク400N・mを発生する。エキゾーストシステムには自動制御フラップが備わり、選択したドライブモードに応じて、バランスの取れた音色からモータースポーツ譲りの刺激的なサウンドまで、幅広く体感することができるという。

このハイパワーエンジンに対応すべく、ボディーや駆動系、足まわりにはトータルチューニングが施される。一例を挙げると、フロアに補強部材を追加することでねじり剛性を向上。フロントがマクファーソンストラット式でリアがマルチリンク式のサスペンションについても、セッティングの変更や部材強化などが施されている。

その名が示すように、駆動方式は4WDで、パフォーマンス志向のトルク可変配分四輪駆動「AMG 4MATIC」を採用。前後のトルク配分を、100:0から50:50までの範囲で状況に応じて連続的に変化させる。ブレーキは、フロントに新型モノブロック対向4ピストンキャリパーと350mmのディスクを、リアには1ピストンのフローティングキャリパーと330mmのディスクを組み合わせる。ディスクは、放熱性に優れるドリルドベンチレーテッドタイプで、過酷な使用条件下での耐フェード性が高められている。ブレーキキャリパーは、ブラックのAMGロゴ入りのシルバーペイント仕上げとなる。

ドライブモードについては、「コンフォート」「スポーツ」「スポーツプラス」「スリッパリー」「インディビジュアル」の5種類が用意されている。

価格は638万円。日本仕様のハンドル位置は右のみで、2019年12月以降の納車が予定されている。

(文=大音安弘)

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