東京モーターショー2019

ディーゼルベースのPHV 「メルセデス・ベンツE350deアバンギャルド スポーツ」がデビュー【東京モーターショー】

2019.10.23 自動車ニュース 沼田 亨
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メルセデス・ベンツE350deアバンギャルド スポーツ
メルセデス・ベンツE350deアバンギャルド スポーツ拡大

メルセデス・ベンツ日本は2019年10月23日、「メルセデス・ベンツEクラス セダン」のモデルラインナップにクリーンディーゼルプラグインハイブリッド車「E350deアバンギャルド スポーツ」およびガソリンプラグインハイブリッド車「E350eアバンギャルド スポーツ」を追加し、注文受け付けを開始した。

 
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“ミディアムクラス”とも呼ばれる、メルセデス・セダンの中核モデルとなるEクラス。1985年に登場した初代(W124)から数えて5代目となる現行モデル(W213)は2016年にデビュー。最先端テクノロジーによって安全性と快適性を高次元で両立し、次世代のインテリジェントドライブを実現したとうたうモデルである。

今回追加された350deは、日本初となるディーゼルエンジンベースのプラグインハイブリッドシステムを搭載した乗用車だ。騒音と振動を低減した最新の2リッター直4直噴クリーンディーゼルターボエンジン(最高出力194PS/最大トルク400N・m)とモーター(同122PS/同440N・m)を組み合わせたパワーユニットは、システム全体で同306PSと同700N・mを発生。近距離では電気自動車(EV)のようにモーターのみの走行も可能で(最長航続距離50km)、長距離ドライブではディーゼルエンジンの特性を生かしたクリーンで低燃費な走行を実現。また、ハイブリッドモードではモーターとエンジンの協調によって低振動かつ低騒音、さらにスムーズな加速が可能だという。

いっぽうのE350eは最高出力211PS、最大トルク350N・mを発生する2リッター直4直噴ガソリンターボエンジンにE350deと同じモーターを組み合わせ、システム全体で同320PS、同700N・mを生み出す。モーターのみでの最長航続可能距離は51kmとされている。

E350de、E350eとも2つの機能を持つ「インテリジェントアクセルペダル」を装備。「プレッシャーポイント機能」は、EVモードで走行中に、これ以上アクセルを踏むとエンジンが始動するというEV走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせるというもの。いっぽうの「ダブルパルス機能」は、レーダーで先行車両との車間距離と速度差を計測し、ドライバーが不要な加速操作を行っていると判断した場合、アクセルペダルに2回のノックパルスを発生させ、ドライバーに伝える。これらの機能により、無駄なエネルギーの消費を抑えたドライビングが可能になる。

双方ともダイムラーの完全子会社であるDeutsche ACCUMOTIVE製の容量13.5kWhの小型リチウムイオンバッテリーを搭載。車両購入者には6.0kW(30A)対応の交流普通充電器を無償提供するほか、家庭用充電ウオールユニット設置を希望するユーザーには10万円をサポートする。

価格はE350deアバンギャルド スポーツが875万円で、E350eアバンギャルド スポーツが852万円。デリバリーは2019年12月以降の予定と発表されている。

(文=沼田 亨)

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